こうち県議会だよりのマーク 第41号 もくじ
  議長・副議長あいさつ   2月定例会トピックス   2月定例会本会議の質問から   2月定例会予算委員会の質問から   2月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き(4月以降)   2月定例会審議の結果   議会基本条例検討小委員会を設置   特別委員会の動き(4月以降)   5月臨時会を開催   少子化対策・子育て支援特別委員会最終報告の要旨   経済活性化・雇用対策特別委員会中間報告の要旨   お知らせ   県議会の構成
 

2月定例会本会議の質問から

 
質問者
3月2日
武石 利彦議員
中内 桂郎議員
坂本 茂雄議員
3月3日
塚地 佐智議員
池脇 純一議員
清藤 真司議員
3月4日
沖本 年男議員
樋口 秀洋議員
佐竹 紀夫議員
3月5日
土森 正典議員
江渕 征香議員
結城 健輔議員


 
  3月2日
 
国の総合経済対策の評価と活用について聞く!

武石議員写真


武石 利彦議員


(自由民主党)
   国の平成二十一年度予算 を含む一連の総合経済対策を どう評価し、また、どのよう に活用しようとしているのか。 短期・中長期的な視点とあわ せて、その基本的な考え方を 聞く。

 知事 時節を得た、また経 済実態をとらえた地方重視の総 合経済対策だ。これを地域の生 活・安心の確保と産業振興のイ ンフラ整備等に活用し、また、 今後三年間で三千人の雇用を目 標とする「あったか高知・雇用 創出プラン」に取り組む。プラ ンを進めるに当たっては、新分 野や人手不足の分野への雇用を 積極的に進めることで、本県経 済の体質強化にもつなげていき たい。


 自ら子育て中の父親であ る知事に、本県の教育のあり 方についての所見を聞く。

 知事 本県の教育は、危機 的な状況だ。学力、体力の低迷 は、子供たちに一生懸命努力す る意欲や気力を身につけさせる 教育が、結果
  としてできていな いことも要因の一つではないか。 子供の持つ個性や可能性を最大 限に伸ばしていくことが、教育 に課せられている使命だ。厳し い現状を真正面から受けとめ、 課題に的確に対応して、子供た ちのために全力で取り組む。


 新規高卒者の県内就職の 割合が著しく低い状況が続い ているが、新規高卒者の就職 見込みの状況と県内就職の割合、 また就職促進の取り組みを聞く。

 教育長 一月末現在で、公 立高校の就職内定状況は八十二・ 五%、県内就職割合は四十五・ 三%。本年度は、県内経済四団 体に対する早期求人と採用枠拡 大の要請を昨年度より一カ月早 く実施したほか、就職担当者の 企業訪問による求人依頼、就職 希望者の多い十四校への就職ア ドバイザー七名の配置等を行い、 就職促進に努めている。





霞が関的パラダイムからの脱却を!

中内議員写真


中内 桂郎議員


(県政会)
   高知の真のリーダーとし ての要件を備えるために、霞 が関的パラダイムからの脱却 を提案する。

 知事 若者たちが住み続け られる高知県をつくるため、必 要な場合には国に県の主張を遠 慮なく行うが、単に衝突して結 果が出ないということでは県民 のためにならない。政策的な議 論によって国を動かすことが重 要だ。しかし、必要な場合には、 台風の目になる覚悟だ


 今後、県や市町村が保有 する要援護者に関する情報の 第三者への提供のあり方等を どのように整理して、要援護 者の避難対策に取り組んでい くか。

 健康福祉部長 災害時の要 援護者の円滑な避難等のために は、社会福祉協議会、自主防災 組織等の関係機関との連携、情 報共有が何よりも大切だ。県で は、福祉保健所ごとに情報共有 の取り扱い等について説明会を 開催し、
  市町村支援を行ってい る。平成二十一年度内を目途に 全市町村が避難支援プランの全 体計画を策定できるよう、積極 的に支援する。


 平成六年の「県立病院事 業経営改善実施計画」策定以来、 三期十五年の県立病院経営健 全化の取り組みの成果はどう だったか。また、第三期計画 はこの年度末で終了すること になっているが、引き続き第 四期計画を策定するつもりか。

 公営企業局長 二十五年ぶ りに純利益を計上した十六年度 以降三年間は黒字決算を計上し、 十五年度末に六十九億円あった 一時借入金も本年度末に解消の 見込みだ。しかし、安芸病院で は、医師数の大幅な減少で経営 が悪化し、本年度も約五億円の 純損失が見込まれているので、 今般策定する県立病院改革プラ ンを実質上の第四期経営健全化 計画と位置づけ、健全化に向け 適切な進行管理を行う。





高知医療センターについて聞く!

坂本議員写真


坂本 茂雄議員


(県民クラブ)
   病院企業団議会での平成 二十一年度当初予算等の採決 に当たって全会一致で可決さ れた「高知医療センターの経 営改善と医療体制の維持向上 を求める附帯決議」について どう受けとめているか。

 知事 センターは、県民の 命を守る重要な役割を持った基 幹病院で、なくてはならない医 療機関だ。経営改善は、医療体 制や職員の士気に影響を及ぼさ ないよう、十分配慮しつつ進め る。決議は重く受けとめ、経営 面や安心して提供できる医療体 制の維持について、県民にリス クを負わせない形で、県として の務めを果たす。


 「対話と実行」座談会につ いて、相手を選ばない対話の 姿勢を保ち続ける決意につい て聞く。

 知事「対話と実行」座談会 はもとより、日常業務において も、県民の方々と目線を同じく し、
  相手を選ばず、声なき声に も耳を傾け、聞きっ放しにしな い、対話と実行の姿勢を県庁全 体で持ち続ける。


 (当初目標の)平成二十一年 度末の県内全域の自主防災組 織率百%という目標未達成の 原因をどのように分析してい るか。また、今回の行動計画 で修正した平成二十六年度末 達成の見通しの可能性を聞く。

 危機管理部長 市街地では 自主防災活動への住民の理解や 地域共同体としての住民意識が 希薄となってきていること、中 山間地域では次の南海地震への 危機意識が十分浸透していない こと等が原因だ。高知市では昨 年七月に南海地震対策中長期計 画を定め、組織化率の目標を設 定し、取り組みを進めており、 県も重点的に支援する。中山間 地域では、平時の豪雨災害等の 面からも組織化の必要性の周知 を図るなど、市町村と連携を深 め、二十六年度末までの県内全 域組織化に全力で取り組む。




 
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