こうち県議会だよりのマーク 第41号 もくじ
  議長・副議長あいさつ   2月定例会トピックス   2月定例会本会議の質問から   2月定例会予算委員会の質問から   2月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き(4月以降)   2月定例会審議の結果   議会基本条例検討小委員会を設置   特別委員会の動き(4月以降)   5月臨時会を開催   少子化対策・子育て支援特別委員会最終報告の要旨   経済活性化・雇用対策特別委員会中間報告の要旨   お知らせ   県議会の構成
 

経済活性化・雇用対策特別委員会中間報告の要旨

 

 2月定例会開会日に、平成19年6月定例会において付託された「経済活性化・雇用対策の総合的な推進に関する事項」に関するこれまでの調査、検討の状況について中間報告がありました。

【調査・検討の進め方】
 本県経済の現状と課題について、幅広く調査し、情報を収集します。また、県行政以外の各界の専門的な知識や視点を有する方々から考え方をお聞きし、意見交換を行うことで議論を深め、本県産業の向かうべき方向と今後県として取り組むべき経済活性化・雇用対策について、調査、検討を進めます。

【取り組むべき方向性】
 現段階における個別の取り組みについて、中間整理を行いました。主な項目は次のとおりです。

(1)地元企業の育成
   ○地元企業の独自の優れた技術を県内で活用することや県外進出への支援、製品
    の販売拡大の支援などを図ること。
   ○県内産品や県内発の新技術等を地産外商に耐えうるものに磨き上げるため、
    県が率先導入し、製品や技術の優位性の保証に努めること。

(2)地産地消の多角化
   ○地産地消の対象は食材のみではなく、木材、工事用材料、機械器具に至るまで、
    さまざまな県産品を対象とし、取り組みの推進を図ること。

(3)農業振興
   ○消費者ニーズに即した新しい農産物を開発すること。
   ○もう一歩踏み込んだ営農指導ができるよう、指導体制を確立すること。
   ○普及指導員が有機農業や環境保全型農業の高い技術を習得し農家を指導できる
    体制を早急に整備すること。
   ○JAなどとも協力し、残留農薬検査を充実すること。

(4)観光振興
   ○交通アクセスの改善確保等については、観光部や観光関係団体だけでなく、交通
    政策部門を交えて多角的な対策を講じること。
   ○地域の「ものづくり」と「観光」を結びつけた域内調達率の向上に取り組み、地域
    に留まり環流する経済効果の拡大を図ること。

(5)土木建設業の新分野進出・協業化
   ○土木建設業の新分野進出については、農業、林業、福祉、介護に加え、「龍馬
    伝」にあわせた観光産業への進出支援も検討すること。
   ○企業の合併や協業化等は企業任せではなく、行政がより課題意識を持って積極
    的な指導・支援を行うこと。

(6)高知県産業振興計画
   ○計画策定にかかわってきたすべての関係者が、一層の意思疎通を図って意識を
    共有し、実効性のある施策とすること。
   ○計画をより実効性あるものとするため、考えられる指標について、可能な限り
    検証の物差しとなる県民にわかりやすい目標値を定めること。
   ○目標値を定める際には、実現可能性の裏づけとなる具体的な数値を積み上げる
    こと。

 
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くろしおくんの絵 編集/発行 高知県議会

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