こうち県議会だよりのマーク 第49号 もくじ
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2月定例会予算委員会の質問から

 
 県の予算とその関連事項などについて総合的に審査をするため、毎年2月定 例会(2日間)と9月定例会(1日間)において予算委員会を設置しています。
 3月7日と8日に開かれた委員会では、13名の委員が一問一答形式で質問を行い ました。

質問者
3月7日
桑名 龍吾
黒岩 直良
沖本 年男
中根 佐知
黒岩 正好
ふぁーまー土居
中西 哲
3月8日
上田 周五
大石 宗
塚地 佐智
森田 英二
浜田 英宏
西森 潮三


 
  3月7日
 
学校給食の完全実施を目指す意気込みを聞く!

桑名議員写真


桑名 龍吾議員


(自由民主党)
   子供たちにしっかりとした 食事をとってもらうのは政 治の務めではないか。学校給 食の完全実施に向け、実施 校を1つでも増やしていく ことの意気込みを聞く。

 知事 学校給食を充実させ ていくことで、知育・徳育・体育、 地産地消の推進などいろんな 良い効果をもたらすと思う。 具体的な取組や課題について、 前向きに進めていくという観 点で、積極的、真剣に検討を したい。

 児童虐待への対応は早期発 見が大切だ。学校と学校医 の連携だけでなく、児童虐待 問題に各地域の医師、歯科 医師と市町村は連携をとっ て取り組んでいるのか。

 地域福祉部長 治療の際に 虐待が疑われる場合には、市 町村や児童相談所に通告を してもらっている。各市町村に 設置されている要保護児童 対策地域協議会の中に医師会、 医療機
  関が参加しているのは 26市町村、歯科医師会、歯科 医院で参加しているのは3市 町といった状況で、まだまだ十 分ではなく、地域の中で医師 会・歯科医師会へ協力を要請 している状況だ。

 虐待が起こった時の対応に は警察力も必要になる。児 童相談所と警察との連携は どうなっているか。また、児 童相談所に警察官の配置、O B雇用の計画はあるのか。

 地域福祉部長 保護者の抵 抗が予想される場合は、これ までも各警察署に援助・協力 要請を行っている。さらに、日 頃から児童相談所と警察署 の連絡会議なども行い情報 共有と連携強化に努めている。 また、4月から中央児童相談 所に2名の警察官OBを配置 しており、保護者への虐待告知、 各警察署との連携強化など に取り組んでいく。




国道195号あけぼの街道について聞く!

黒岩議員写真


黒岩 直良議員


(県政会)
   あけぼの街道で現在整備中 の高知バイパス、南国バイパ スの進捗状況と今後の全線 を通じた供用見通しを聞く。

 土木部長 現在、高知市弥 右衛門の曙大橋から布師田 大橋の手前までの2.6kmと、国 道32号東道路の前後2.2kmと、 南国市から旧土佐山田町に 至る1.9kmを供用しており、供 用率は58%だ。3月30日に高 知バイパスを600m、南国バ イパスを1.5km、それぞれの供 用区間を延伸する予定だ。 布師田大橋を含む1.3kmも、こ の夏の供用が目標だ。これに より、曙大橋から南国市下末 松地区の県道南国インター線 に至る8.2kmが2車線で連続 供用する。

 あけぼの街道南国バイパス の全線開通の見込みと、用地 取得の状況を聞く。

 土木部長 南国市下末松地 区で、一部の用
  地取得が難航 していたが、任意交渉による 土地取得の可能性が出てきた。 相手のあることなので非常に 不透明だが、本年中をめどに 任意交渉による用地取得を 行いたいと考えている。年内に 用地が取得できた場合でも、 支障物件の移転などがあり、 全線完成は2ないし3年後に なる見込みだ。

 あけぼの街道の香美市土佐 山田町杉田地区の国道195号 までの延伸について、事 業着手、完成目標、総事業費 を聞く。

 土木部長 延伸となる山田 バイパスは、前倒しして今年度 から事業着手をした。部分供 用による事業効果が発現で きないので、全体の用地取得の めどが立ってから工事着手し たい。総事業費は約50億円程 度の見込みだ。平成20年代の 後半にはどうにか目鼻をつけ たいと考えている。




シカの駆除対策について聞く!

沖本議員写真


沖本 年男議員


(民主党・
県民クラブ)
   シカ駆除対策について、県の これまでの対策の総括が必 要ではないか。今回3万頭駆 除するという目標を掲げたが、 具体的にどういう形で進め ていくのか。

 文化生活部長 平成20年度 から特別対策に取り組んだ 結果、捕獲頭数は大きく伸び てきたが、シカの生息密度は 増加傾向だ。年間3万頭の捕 獲目標を達成するため、予察 計画を市町村に立ててもらい、 年間を通した捕獲体制の強 化や、増加しているわな猟の 免許取得者に猟に参加して もらう努力もしていきたい。 また、毎年、生息状況のモニタ リング調査を実施して得られ たデータをもとに対策、目標 を適宜見直しながら全力で 取組を進めていきたい。

 宿毛市与市明川の河川改修 事業が再開されたが、今後の 事業展開はどのように計画 しているのか。

   土木部長 平成22年度は、錦 川地区を対象として内水処 理を所管する宿毛市と連携 し、排水施設も含めた効率的 な内水処理計画の検討を開 始している。来年度以降も宿 毛市と連携し錦川周辺の改 修に取り組む予定だ。

 沖の島弘瀬であったかふれあ いセンター事業が行われ、こ の地区は保育園がなく、セン ター開設時に保育士を雇用 すると約束していたが、現在 雇用されていない。県として、 こうした事態をどのように 判断し、対応するつもりか。

 地域福祉部長 来年度、県 社協に設置する福祉研修セ ンターで、あったかふれあいセン ターの職員などを対象にした 子供の発達段階に応じた支 援方法の研修などを行うこ ととしており、子育て支援機 能の充実強化に向けた県と しての支援を行っていきたい。




新たなこうち男女共同参画プランについて聞く!

中根議員写真


中根 佐知議員


(日本共産党と
緑心会)
   今年度はこうち男女共同参 画プランの見直しが行われ たが、新プランの実行段階に 当たっての課題は何か。

 知事 課題は大きく言って2 つあり、第1は、県民への浸透、 県民と一緒になっての男女共 同参画への取組、そのための環 境づくりだ。これには、多くの 県民が参加する具体的な場 での男女共同参画の取組をプ ランの中に盛り込もうと工夫 した。第2は、市町村との連携・ 協調であり、情報提供、意見 交換を活発化していく。

 DV、性犯罪などの被害者状 況とその後の対応について 聞く。

 警察本部長 平成22年中の DV事案の認知件数は82件だ。 警察は、常に相談者の立場に 立って真摯に対応し、最善策 をアドバイスするよう努めて いる。DV相談への対応は、職 員に教
  養の徹底をするとと もに、相談しやすい環境づく りに配慮している。性犯罪は、 平成22年中の認知件数は36件 だ。被害者には女性警察官 が対応し、平成22年度には女 性性犯罪捜査員34名を指定 し、県下各署に配置している。

 今後の教員の増減、採用の考 え方を聞く。また、臨時教員 が教育現場を支えている実 態だが、教育環境条件を整 える新たな方策を考える必 要があるのではないか。

 教育長 今後6年間は、子供 数の減少に伴い教員数も減っ ていく。今後の採用予定は、子 供数の減少などや、教員数全 体が減少する要素もあり、数 年間は本年度並みの採用を 続け、その後はやや増加する 見込みだ。環境整備は、臨時 教員を欠員が生じない期間 も含めて雇用し、給与を支払 う形態は難しい面があるなど 頭を悩ませている。




 
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