9月定例会本会議の質問から |
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10月1日 |
図書館の合築計画は白紙に戻し県民の声に耳を傾けよ! 緑心会) |
問 図書館の整備は、トップ
ダウンによる県市一体型あり
きではなく、民主主義的な議
論でそれぞれ整備することが
必要だ。一体化案を白紙に戻し、
改めて県民、市民の声に耳を
傾けるべきでないか。 答 教育長 県、高知市のワー キンググループからは、利用者 の利便性が高まるなどの報告を 受け、全国レベルで活躍してい る専門家の意見も踏まえ、一体 型図書館整備の検討を深めるこ とになった。現段階では、一体 型図書館の方向で進めていくこ とが本県の図書館政策としてベ ストと考えている。 問 特別養護老人ホーム入居 待機者の解消について、土地 取得費の国庫補助制度の創設 などを国に強く提案するとと もに、市町村と協力し、具体 的で早急な解消計画を確立す べきではないか。 答 地域福祉部長 平成23年度 までに広域型 |
の特別養護老人ホ
ーム320床分、グループホー
ムや混合型特定施設など、13
99床を整備する。平成24年度
からの計画では、ニーズに応じ
て必要な施設が整備されるよう
に努める。財政支援について、
必要に応じて国に補助単価の引
き上げなどを提案したい。 問 森林環境税で県立安芸病 院の木質化を含む整備ができ るなどの県の方針は、森林環 境税を設立した趣旨から著し く逸脱している。今回の経過 を含めて聞く。 答 林業振興・環境部長 森林 環境税の活用については、2期 目から森林整備中心の実施に加 え、生活の中に積極的に木を活 用することで森林の再生に貢献 する木材利用の促進を使い道と して拡充した。県立安芸病院の 木質化の整備への活用は、森林 環境保全基金運営委員会での2 回にわたる審議の結果、全会一 致で承認された。 |
子宮頸(けい)がん予防ワクチンの助成事業に県も財政支援すべきだ! |
問 子宮頸(けい)がん予防
ワクチンの助成事業を実施し
ている市町村の現状はどうな
っているか。また、これらの
市町村に来年度から財政支援
をすべきではないか。 答 知事 本県では5町村で本 年度からワクチン接種の実施が 決定され、また、5市町は来年 度からの実施を検討している。 県としては、市町村と十分に協 議などを行い、事業の実施に伴 う課題を整理し、各市町村が前 向きに取り組めるための支援に ついて検討していく。 問 県は、ものづくりの地産 地消の促進に取り組んでいるが、 製造過程のすべてを県内で完 結できるようにするために、 どう取り組んでいくのか。そ れらを進めるための問題点や 課題は何か。 答 産業振興推進部長 発注者 側と受注者側の情報伝達をスム ーズに行い、マッチングの機 |
会
を拡大する取組、県内企業の技
術力などの向上を図る取組、県
内での加工、製造能力の増強を
図る取組を全県的に展開する。
課題は、皆がものづくりの工程
をできるだけ県内で行う意識を
持つことや、発注者側の構想な
どを早い段階に把握し事業者間
で共有することなどだ。 問 本県もこれまでに過疎地 域に対するさまざまな支援策 を進めてきたが、今後ますま す高齢化や人口減少が進む過 疎地域の支援に対する知事の 決意を聞く。 答 知事 厳しい状況にある過 疎地域の自立促進に向けて、産 業振興計画、日本一の健康長寿 県構想などの県の重点政策と共 通の方向性を持ちながら、過疎 地域の方々が将来にわたり安全・ 安心に暮らし続けられる地域社 会の実現に向けて、市町村と一 体となった対策に取り組み、過 疎地域への支援を引き続き強力 に進めていきたい。 |
教育の日の具体策を聞く! |
問 教育の日を制定し、県民
が子供たちをはぐくむ場と時を
設けることを願う。県教育
委員会の教育の日の具体策を
聞く。 答 教育長 11月に開催される 全国生涯学習フォーラム高知大 会の閉会式で、教育の日の宣言 を行う。目的や取組内容は、高 知県教育振興基本計画推進会議 で取りまとめている。関係団体 からの意見は、県民一人一人が 教育について考え、話し合い、 行動する日にすべきという意見 が大勢だ。10月18日の次の会合 で協議した上で、教育関係者だ けでなく幅広い団体の賛同を得 るよう準備を進める。 問 平成15年に策定した高等 学校再編計画の目標年度は、 平成25年度であるが、中卒者 数の減少が見込まれており、 目標年度を待たず、新たに次 期計画を策定する必要がある のではないか。 答 教育長 平成26年度以降も 生徒数の減少 |
が見込まれ、最終
年度を待たず、新たな再編計画
を策定する必要がある。新たな
計画策定に際しては振興と再編
をあわせた計画が必要である。
平成24年度末を一つの目安とし
て、振興、再編計画を策定した
い。 問 高知市営球場のナイター 設備設置による有効活用につ いて聞く。 答 教育長 ナイター設備設置 の効果として、仕事帰りのサラ リーマンや家族でのナイター観 戦という新しいレジャーが拡大 するなど、野球をする人、見る 人、そして支える人がそれぞれ の立場でより楽しく、より有意 義に野球にかかわることができ、 県民満足度の向上につながるの ではないかと考えている。また、 高知県軟式野球連盟は、ナイタ ーリーグを開催する予定と聞い ており、野球の競技人口の底上 げ、レベルアップに大きく貢献 し、総合的な競技力の向上が期 待できる。 |
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