第48号 もくじ 志国高知龍馬ふるさと博開催! 11月臨時会・12月定例会トピックス 12月定例会本会議の質問から 12月定例会審議の結果 常任委員会の動き(11月~1月) 11月臨時会審議の結果 12月定例会常任委員会委員長報告要旨 お知らせ |
12月定例会本会議の質問から |
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12月14日 |
政府のTPP参加に対する知事の立場を聞く! |
問 TPP参加については条
件が整わないから拙速、賛成
できないということではなく、
断固反対との立場をとり、関
係団体と協力し県民的な運動
の先頭に立つべきではないか。 答 知事 TPP参加による影 響の十分な検証や有効な対策の 検討が行われず、またTPP以 外の手段の十分な検討も行われ ないままで参加することは、現 時点で反対だ。関係団体と連携 を強化しながら、本県と同じ立 場にある自治体とも一緒になっ て引き続き政府への働きかけを 行わなければならない。 問 シキボウ跡地については、 県民のために県有地として有 効利用することも検討に値す ると考えるが、現在の土地利 用計画を聞く。また、この際、 この用地を本県の文化ゾーン として利活用することを検討 すべきではないか。 答 知事 シキボウ跡地の土地 利用計画は、その |
利活用の在り
方が各方面に多大な影響を及ぼ
すことから、様々な政策判断が
必要だ。利活用を検討する際に
は、多面的な検討を行うととも
に、様々な課題を整理する必要
がある。十分な議論を尽くした
上で、最も適切な利活用の在り
方を検討したい。 問 地域経済の活性化に有効 な緊急経済対策として、気軽 に使える住宅リフォーム助成 制度に踏み切るべきではないか。 答 土木部長 県産材の活用な ど、現在行っている耐震改修助 成、高齢者・障害者向けのバリ アフリー改修助成以外にも、県 の政策目的に沿った支援を検討 したい。当面の対応として、県 と市町村で行っている耐震改修 助成限度額を60万円から90万円 に引き上げて実施しようとして いる。また、来年度の予算計上 に向けて、非木造住宅の耐震化 支援も含めて検討している。 |
行政区域を越えた消防団の連携協力体制を聞く! |
問 大規模災害時等における
近隣の行政区域を越えた消防
団の連携協力体制を聞く。また、
その体制の中で県の役割等が
あるのか。 答 危機管理部長 県内では全 市町村が近隣市町村等との間で 応援協定を締結し、相互に応援 する体制が構築されている。県 全体では、平成8年に県内全市 町村と消防を担う一部事務組合 との間で、高知県内広域消防相 互応援協定が締結され、常備消 防や消防団が他市町村を応援で きる体制が構築されている。こ の協定の中で、県は市町村間の 連絡調整を担う役割がある。 問 伝統芸能の継承を進めて いく上で、子供たちが伝統芸 能に触れることができる場づ くりが重要だ。現状とその必 要性等を聞く。 答 教育委員長 国際社会で活 躍する人材育成を図るため、伝 統文化について理解を深めさせ る |
ことは非常に重要だ。県内の
小中学校、高校で、地域の伝統
文化を引き継いでいこうと、地
域住民の指導を得て、神楽や太
刀踊りなどの伝統芸能の継承に
積極的に取り組んでいる事例が
ある。また、文化庁の事業を活
用し、本年度15校で能楽、人形
浄瑠璃などの体験学習を行って
いる。 問 県内の献血の実績、推移 を聞く。また、献血推進に向 けた普及活動についての取組 を聞く。 答 健康政策部長 「愛の献血助 け合い運動」などの取組をはじ め、地域での普及啓発活動に取 り組む献血推進組織の育成など を進めてきた。献血可能人口の 減少などで本県の献血者数、献 血量ともに減少傾向にあったが、 平成20年度以降は増加に転じ、 需給バランスも改善してきてい る。改善の要因は、400ミリ リットル献血の割合が増えたこ とのほか、何よりもボランティ ア団体による積極的な取組によ るところが大きい。 |
「まるごと高知」の官民協働を現実にしていく取組が求められる! |
問 アンテナショップまるご
と高知の官民協働を現実にし
ていく新たなネットワークづ
くりの取組が求められるが、
対応について聞く。 答 産業振興推進部長 まるご と高知の職員が店舗での日々の 活動状況を事業者に直接伝える 場を県内各地域で設ける。さら に、事業者、高知県食品外販協 同組合などの協力を得て、首都 圏の客が望む商品や季節に応じ た商品などの情報をタイムリー に伝え、それに対して広く県産 品に関する情報を提供してもら う県産品情報ネットワークを構 築する。県内の事業者にはこう した取組を活用してもらい、商 品の提案や魅力ある商品づくり につなげてもらいたい。 問 林業加工体制整備の取組 ベースである国の新生産シス テムは今年度で終了するが、 銘建工業の誘致の状況やこれ からの加工基盤の形成をどう 進めるつもりか聞く。 |
答 林業振興・環境部長 銘建
工業の誘致は、建築基準法改正
や住宅不況などで実現していな
い。今年度は、銘建工業、高知
県森林組合連合会など関係者で
進出に向けて競争力のある製材
工場の在り方を検討している。
引き続き早期進出に向けて精一
杯の努力をしたい。また、県内
事業者による大型加工施設の設
置も必要であり、有志企業を募
って研究を始めている。 問 新たな企業の誘致や地場 企業の設備投資を喚起するた めにも早期に助成制度を見直 す必要があると考えるが、決 意を聞く。 答 商工労働部長 現在、企業 立地促進要綱の改正を念頭に置 いて検討を進めている。特に補 助率と補助限度額は、知事特認 制度を適用する際の要件なども 含め、中四国の他県に対する優 位性の確保を意識した見直しを 検討したい。 |
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