第49号 もくじ 2月定例会本会議の模様 2月定例会、5月臨時会トピックス 2月定例会本会議の質問から 2月定例会、5月臨時会審議の結果 2月定例会予算委員会の質問から 2月定例会常任委員会委員長報告要旨 常任委員会の動き 南海地震対策再検討特別委員会を設置 議会中継 お知らせ |
2月定例会本会議の質問から |
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3月4日 |
産業振興計画の県民への浸透度を聞く! |
問 産業振興計画の理解や実
践への意欲といった県民への
浸透度についてどう考えてい
るか。また、今後どう取り組
んでいくのか。 答 知事 計画の浸透という意 味では、日を追うごとに県民の 理解が深まり、実践への参加が 増えてきていると思う。計画は 常に進化を図っているため、そ の姿を継続的に発信していくこ とが重要だ。新年度は、マスメ ディアを通じた広報を工夫し、 これまでの取組や成果などを県 民により分かりやすく伝えると ともに、地域を訪問し、じっく りと意見交換する場を設けたい。 問 農協団体と県が検討して いる県域1農協構想の検討状 況とその内容について聞く。 答 農業振興部長 平成22年3 月30日の農協中央会総会で県域 1農協構想の研究を進めていく ことが決議された。決議に基づ き、農協中央会を中心に構想策 定に向け、全ての事業の方 |
向性
について、プロジェクト会議で
研究している。平成23年度以降、
その研究成果を踏まえ、各農協
で組織協議を深めていくことに
なっている。 問 中山間地域に住む高齢者 がたとえ介護が必要となって も住み慣れた地域で暮らし続 けていきたいという思いにつ いて、どう考え、どのように して介護保険サービスの充実 を図っていくのか。 答 知事 中山間地域に住む高 齢者の切実な願いをできるだけ かなえていくことが与えられた 使命であると、改めて強く感じ た。現在の制度は十分な仕組み になっておらず、県は国の制度 改正を待つのではなく、安心し て暮らすことができる高知型福 祉を実現するため、県独自の支 援制度を創設し、中山間地域等 でも必要な介護サービスが行き 届くように取り組んでいく。 |
漁業振興に向けた取組を聞く! |
問 漁業とその関連産業は、
本県にとって重要な産業の柱だ。
これらの実態に関する所感と
今後の漁業振興への取組を聞く。 答 知事 魚価の低迷など本県 漁業の実態は非常に厳しいと認 識をしている。産業振興計画に おいて、水産加工業の振興など に全力で取り組んだ結果、明る い兆しも見えてきた。平成23年 度に向け、土佐の魚のブランド 化対策などを戦略に追加し、さ らに大きな成果につなげていく ように着実に取組を進めたい。 問 須崎港津波漂流物対策に 関し、本年度に国直轄事業で 行われている実証実験について、 検証結果をどのように捉えて いるのか。 答 土木部長 捕捉施設は、20m を昨年11月に先行施工し、施 設の支柱などへ木材を衝突させる 力学試験を実施し、支柱などの 規格が確認でき、残りの捕捉施 設についても今月中に完成する 予定と聞いている。固縛施設は、 昨年の11 |
月に経済性などを検証
する実証実験を実施し、最適な
タイプの選定ができたと聞いて
いる。これを受け、16基の固縛
施設を既に設置している。 問 木質バイオマスボイラー による森林資源利活用の取組 が地域経済活性化につながる と思われるが、認識を聞く。 答 農業振興部長 木質燃料を 積極的に利用することは経営の 安定や環境負荷の少ない園芸農 業の振興に結び付くとともに、 林業の雇用創出や地域経済活性 化につながるものだ。課題に対 し、林業分野と連携して取り組 むなど、導入、利用を積極的に 推進していく。 答 林業振興・環境部長 県内 に関連する企業が多いことから、 大きな雇用効果や経済効果を生 むことが期待され、特に、森林 資源が豊富で、園芸農業が盛ん な本県は、積極的に取り組むべ き課題だ。 |
県外の大型製材工場誘致の最近の状況などを聞く! |
問 県外の大型製材工場誘致
の最近の状況と県内における
大型製材工場設置の状況を聞く。 答 林業振興・環境部長 今年 度は県外の有力な大型製材工場 を中心に勉強会を定期開催し、 新工場の設置プランの検討など を重ねてきた。来年度は、進出 に必要な事業体の設立や工場レ イアウトなど具体的な条件整備 を詰めたい。県内事業者による 大型製材工場の設置は、有志に よる勉強会を開催し、必要性と メリットなどの理解を深めてき た。来年度は設置に向けて具体 的な取組を進めていきたい。 問 宮尾登美子先生の著書「仁 淀川」の映画化等が実現可能 となれば、仁淀川の活性化、 流域の活性化にインパクトを 与えることになると思うが、 考えを聞く。 答 観光振興部長 映画を活用 した観光振興は、映画の舞台や ロケ地に選ばれることによる |
P
R効果が大変大きい。映画など
の撮影場所の誘致や撮影支援の
ため、高知フィルムコミッショ
ンを設置しており、その誘致活
動などを通じ、仁淀川の美しい
ロケーションなどを積極的に情
報発信していきたい。 問 本県の茶業も旧来の生産 販売という方式では不振から の脱却は困難だ。各種の情報 を収集して付加価値を高め、 需要の拡大を図っていく手法 が必要ではないか。 答 農業振興部長 土佐茶の需 要拡大は、産業振興計画に位置 付けし、消費・販売対策を進め、 需要の拡大が見られてきている。 この動きを確かなものにしてい くためには茶の持つ効用など新 たな魅力を積極的にPRしてい く必要がある。茶の葉の機能性 などをPRしながら食べる茶な ど新たな付加価値を盛り込んだ 商品提案により、需要拡大に積 極的に取り組んでいきたい。 |
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