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第50号 もくじ 志国高知龍馬ふるさと博 土佐豊穣祭開催! 6月定例会トピックス 6月定例会本会議の質問から 6月定例会審議の結果 常任委員会の動き(5月~8月) 南海地震対策再検討特別委員会の動き 公共交通問題調査特別委員会を設置 6月定例会常任委員会委員長報告要旨 新議員の紹介 お知らせ |
6月定例会本会議の質問から |
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7月1日 |
防災メールの配信について検討状況と導入の可能性を聞く!![]() |
問 以前、防災情報をリアル
タイムに提供する防災メール
を配信してはどうかという提
案をした。それに対し、その
後どのような検討がされたのか。
また、導入の可能性はあるのか。 答 危機管理部長 これまで他 県のシステムの運用や民間業者 のメール配信サービスを調査し、 検討をしてきた。多様な手段で 防災情報を提供することで避難 が可能となるなど、防災力の向 上につながるので、エリアメー ル等の防災情報のメール配信に ついてできるだけ早い導入を検 討する。 問 津波の浸水が予想されて いる小・中・高等学校の全生 徒と教職員用にライフジャケ ットと防災ヘルメットを配備 しておくべきであると思うが、 所見を聞く。 答 教育長 ヘルメットや防災 ずきんを既に備えている学校も あるが、地震発生時に落下物等 から身を守る手立てとして必要 かつ有効だ。ま |
た、ライフジャ
ケットは、専門家の意見も踏ま
え、判断が必要と思われる。現
在学校で行っている避難訓練の
結果から課題を検証した上で、
今後検討をする。 問 どんな手段を使ってでも 県民の命を守るという決意に 立つならば、南海地震対策と あわせて、地震予知に行政と して全力で取り組んでほしい と思うが、所見を聞く。 答 知事 大規模地震の発生前 には動物の異常な行動など、い わゆる宏観(こうかん)異常現象 が多く報告されているが、確実 な関連性など未解明な部分もあ り、研究が進められていると認 識をしている。今後宏観異常現 象の地震予知への活用の研究の 進展を注意深く見守るとともに、 被害の減少につながると考えら れるものについては積極的に情 報収集を行っていきたい。様々 な予知の手段を総動員して対策 をあらかじめ講じていく姿勢が 必要だ。 |
空港周辺の観光周遊ルートの整備について聞く!![]() |
問 高知南国道路も見通しが
ついた感があるが、これを契
機に空港周辺の観光周遊ルー
トの整備を進めてはどうか。 答 観光振興部長 観光周遊ル ートづくりについては、何より も観光客がそのスポットを見て いこう、見に行きたいという魅 力があることが重要と思ってお り、それをつなぐのが観光周遊 ルートと考えている。そのため に、現在、南国市のまほろばウ ォーク、香美市の龍河洞冒険コ ースなど新しい魅力をつけるよ うな取組も進んでいるので、観 光客のニーズ、観光の変化にも 応じた新しい観光周遊ルートづ くりにもつながっていくと考え ている。 問 農業者の所得向上のため には加工することが大事になる。 農業者自らが加工まで行う仕 組みづくりについてどのよう に考えるのか。 答 知事 加工に取り組むこと で、農業者の所 |
得を向上させて
農業の活性化を図ることが重要
と考え、産業振興計画でも食品
加工分野の育成を重点分野に位
置付けて推進をしている。商品
力や販売力の向上などビジネス
面での重点的サポートも必要で
あり、人材育成、産業振興アド
バイザーによる指導など事業の
立ち上がりから本格的な実施ま
での総合的な支援策を整えてい
る。加えて、地産外商公社で新
たな販路開拓を行っている。 問 学校給食拡大について具 体的にどのような支援策を考 えているのか。 答 教育長 学校給食を実施し ていない市町の聞き取り調査で は、全ての市町で施設整備への 財政支援の要望があり、一部で は運営面でも支援を望んでいる。 市町村の取組事業だが、国の学 校施設環境改善交付金の活用と あわせて施設整備に必要な補助 金制度の創設など、制度設計に 向けて検討をしていく。 |
特定利用斜面保全事業を活用した避難場所等の整備について聞く!![]() |
問 宮城県女川町では急傾斜
地崩壊対策の特定利用斜面保
全事業により整備した高台の
造成地が避難場所として多く
の命を救った。この事業を活
用した避難場所や避難経路の
整備に今後どう取り組むか。 答 土木部長 津波による浸水 被害が想定される地域で逃げる 先がない場所では、この事業が 非常に有効だったと認識した。 本県では、背後に山が迫り津波 からの避難場所となる高台が少 ない地域が多いことから、関係 市町村と連携し、事業適用の可 能性を検討したい。 問 有機野菜等では系統流通 に乗らなくても頑張っている ものが数多くある。そのよう な生産者を応援する仕組みの 構築について聞く。 答 農業振興部長 昨年度は県 内の有機農業者を紹介するリー フレットを作成し、販路開拓や 商談に活用してもらっている。 今年度は食の安 |
全・安心に関心
が高い給食を提供する事業者等
に対して、有機農産物のニーズ
調査を実施して、マッチングを
支援する。また、有機農業者の
ネットワーク化を進め、農業者
同士が協力し合って共同出荷で
きる体制づくりを進めている。 問 中央医療圏以外の民間病 院の医師不足は特に顕著だ。 安芸地域県立病院の開設により、 高知大学から派遣されている 医師の引上げについて不安の 声がある。県内の医師確保を どのように行っていくのか。 答 健康政策部長 地域・診療 科・年齢の3つの医師の偏在が 課題であり、奨学金の貸付けや 若手医師にとって魅力あるキャ リア形成の支援などに取り組ん でいる。高知大学には特に地域 枠の定員増の働きかけを行った。 一方、高知大学からの医師派遣 は、県の医療政策上の優先度や 地域の事情なども十分に考慮さ れた上で、全体の調整が図られ ていると考えている。 |
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