こうち県議会だよりのマーク 第52号 もくじ
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12月定例会本会議の質問から

 
質問者(質問順)
12月15日
浜田 英宏
塚地 佐智
田村 輝雄
12月16日
ふぁーまー土居
加藤 漠
中根 佐知
12月19日
金子 繁昌
溝渕 健夫


 
  12月16日
 
県有施設の避難所における備蓄について聞く!

ふぁーまー土居議員写真


ふぁーまー土居議員


(南風(みなみかぜ))
   災害発生後、高等学校等 県有施設が避難所となった場合、 飲料水などの備蓄の問題が出 てくる。今後、どう取り組ん でいくのか。

 危機管理部長 発災後は備 蓄物資が避難所に届くまでに一 定の時間がかかることも想定さ れる。備蓄物資の確実な運搬方 法や一定量を避難所へ備蓄して おくことなどをあらかじめ検討 し、備えておく必要があり、南 海地震対策再検討プロジェクト チームの中に食料等の備蓄に関 するワーキンググループを立ち 上げた。この中で、県有施設へ の備蓄について検討を行う。

 東日本大震災で発生した 災害廃棄物の受入れに対する 県の姿勢を聞く。

 知事 お互い助け合いとい う気持ちで対応していくことが 基本である。ただ、まだ前提条 件が整っていない。全国知事会 でも受入れのための様々な基準 などを示してもらいたいという こ
  とを非常に前向きな議論とし て話をし、政府も鋭意検討も進 めてくれているところと考えて いる。そういう前提条件が整っ たことを踏まえた上で協力をす るという姿勢でやっていくとい うことだと考えている。

 電動角膜切除機械である マイクロケラトームの設置状 況とそれを扱える眼科医の状況、 手術のできる病院の確保につ いて聞く。

 健康政策部長 県内では高 知大学医学部附属病院に1台設 置されており、同病院の眼科に 所属する医師15名は全員が使用 できるように訓練をしていると 聞いている。摘出から移植手術 までに時間的な余裕があるので、 移植を待っている方が県内のど の地域にいても、手術が可能な 状況にあるとのことだ。このこ とから、現在移植手術に当たっ ている同病院の現行の体制を維 持していくことが重要だ。




TPPに関する情報の収集、整理について聞く!

加藤議員写真


加藤 漠議員


(自由民主党)
   農林水産業、医療、福祉、 雇用などの分野において関係 部局が連携した全庁的な体制 を整え、TPPに関する情報 を収集、整理していく必要が あるのではないか。

 知事 本年1月に、関係部 局で構成するTPPに関する庁 内の連携体制を整備し、情報の 収集などに努めている。今後の 政府の動向、中でも米国との事 前協議の内容が我が国の交渉参 加に向けての重要なポイントと なることから、現在の連携体制 に東京事務所を含めた新プロジ ェクトチーム設置を検討するな ど、体制の強化を図る。

 今年度、県内公立小中学 校全校で実施された学力テス ト結果の公表に対してどのよ うに認識しているのか。

 知事 様々な教育に関する 取組の成果や課題を保護者や地 域の住民に公表し、理解、協
  力 を得ながら教育行政を進めてい くことが重要であり、望ましい 姿だ。このたびの高知市の公表 を機に、他市町村においても、 自らの判断で可能な範囲での公 表の検討がされるのではないか。 そうした風土が醸成されること を期待している。

 中山間対策に全力で取り 組む知事の意気込みと中山間 地域のビジョンを聞く。

 知事 地域の課題や住民の ニーズにしっかりとした対応を 行うため、これまでの取組を加 速させるとともに、10年先を見 越した新たな視点での対策にも 全力で取り組んでいきたい。そ れぞれの地域の実情に応じて、 集落活動を支えるための拠点づ くりを進めるとともに、地域資 源を生かした都市部との交流や、 地域へ人を呼び込む仕組みづく りも進めたい。また、地域の後 継者となる若手人材の育成など の取組を進めることで、地域活 動を支える人材を確保していく。




子ども・子育て新システムについて聞く!

中根議員写真


中根 佐知議員


(日本共産党)
   子ども・子育て新システ ムに反対や懸念の声が広がっ ていることをどう受け止めて いるか。また、合意の生まれ ない制度づくりを進めるべき ではないと思うが、どうか。

 知事 私も全国知事会の代 表として議論に参画し、中間取 りまとめ以降、財政スキームや 国における所管の在り方、国の 基準と地方の裁量の関係など、 残された課題について様々な議 論を行ってきた。その中で、地 方の裁量が十分に働き、それぞ れの地域の実情に応じて子育て 支援サービスが提供できる仕組 み、またそうしたサービスを財 政面から支えることができる地 方裁量型の財政スキームとなる よう、地方としての意見を強く 述べてきた。こうした地方の意 見も含めて、関係団体と丁寧に 議論を積み重ね、合意を得てい くことが大事だと考えている。

 ダムの耐震調査を進め、 周辺住民、県民に客観的デー タを示し、安全性の確保を急 ぐべき
  だ。

 土木部長 来年度は鏡ダム と永瀬ダムで耐震性能の検証を 行うよう予算要求している。そ の後も必要に応じ、県が管理す る残り4ダムの検証を実施して いきたい。これにより得られた 結果は、地元市町村に知らせる とともに、県のホームページに 掲載するなど、県民や周辺住民 に周知していく。

 香美市土佐山田町油石地 区の希少植物保護について、 地域関係者としっかりと協議し、 県民の貴重な財産として整備 をすべきだ。

 林業振興・環境部長 希少 植物の生育状況、希少性の状況、 地元の保護活動の状況等、様々 な角度から現状確認を行い、そ の上で地域の保護活動に対して 適切なアドバイス等を行いなが ら、地元の市町村とも連携を図 り、地域の自主的な活動を支援 したい。




 
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