こうち県議会だよりのマーク 第52号 もくじ
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12月定例会 常任委員会 委員長報告 要旨

 
総務委員会

 付託を受けた議案は、全会一致をもって可決または承認した。また、請願「すべての子 供に行き届いた教育を求めるための請願について(請第1-1号)」は、賛成少数をも って不採択とした。

■学力・学習状況調査結果について
 委員から、こういう調査データによって、県内の学力向上に向け具体的な手が打てると いうことがよく分かったので、引き続き調査に取り組んでもらいたいとの要望があった。
 別の委員から、高知市の調査結果について、平成19年度分から公表されているが、方 針が変わったのかとの質疑があった。
 執行部から、学力向上については一定の成果が出ている。高知市が、子供たちや教職 員の頑張りを表現するため、経年の変化を公表したとの答弁があった。
 別の委員から、今後、高知市とともに学力向上にどう取り組んでいくのかとの質疑があ った。
 執行部から、引き続き高知市と協議しながら質を高めていきたい。高知市も含めて、本 県の教育はまだまだ改革する面があると思っており、高知県全体の良い風土づくりをして いきたいとの答弁があった。

■新図書館等の基本設計(中間報告)について
 執行部から、各階の平面図や断面図を用いてフロア構成や用途別面積などの説明が あった。
 委員から、利用者の視点に立ったフロア構成や県民への分かりやすい説明などについ ての要請があった。
 執行部から、今後の設計作業を進めていく中で検討したいとの答弁があった。

■警察署再編計画の進捗状況等について
 委員から、県下全域の安全を担保し、再編される地域でも不安にならないような取組を してもらいたいとの要請があった。
 執行部から、警察の日常業務に必要な人員は当然配置する。また、災害などの突発的 な事案や大きな事案が起きたときには、分庁舎だけでなく本署、警察本部がしっかりと総 合的な対応をしていきたいとの答弁があった。
 総務委員会として、地域では再編計画に対する心配があるので、地域の警察力が低 下しないよう、また住民の不安がないように取り組んでもらいたいとの要請を再度行った。
文化厚生委員会

 付託を受けた議案は、全会一致をもって可決した。また、請願「すべての子供に行き届 いた教育を求めるための請願について(請第1-2号)」及び「教育費負担の公私間 格差をなくし、子供たちに行き届いた教育を求める私学助成の請願について(請第2号)」 は、賛成少数をもっていずれも不採択とした。

■高知県介護保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例議案について
 執行部から、平成24年度からの保険料の増加を抑制するため、来年度に限り、基金の 一部を取り崩し、市町村に交付できるよう、条例の一部を改正するとの説明があった。
 委員から、取り崩した基金は保険料の増加の抑制以外にも使えるのかとの質疑があった。
 執行部から、取り崩した基金の市町村分は、保険料の増加の抑制のため、市町村へ 返還する必要がある一方、県分は幅広く使える規定になっているとの答弁があった。
 委員から、県分についても保険料の増加の抑制に使うべきとの質疑があった。
 執行部から、県分については使い方を来年度予算編成の中で検討しているとの答弁 があった。

■防災啓発用小冊子「南海地震に備えちょき」について
 執行部から、東日本大震災での教訓を早く、正しく県民に伝えるため、内容を全面改訂 し、全戸配布を行うとの報告があった。
 委員から、小冊子の活用方法について質疑があった。
 執行部から、各家庭でこの小冊子を読んで、南海地震について話をすることで、防災の 啓発につなげたい。さらに、講習会や防災教育等で有効に活用してもらいたいとの答弁 があった。
 別の委員から、県民一人一人がこの小冊子を十分に読みこなし、活用し、行動に移し ていくことが大切であるとの意見があった。

■永国寺キャンパスに関する基本方針(案)について
 執行部から、高知県立大学文化学部の拡充案と高知短期大学の発展的解消につい ての報告があった。
 委員から、短期大学の存続要望やパブリックコメントは参考にして進めていくのかとの 質疑があった。
 執行部から、県民の意見も十分聞き、その上で、内容を県と3大学で検討し、考え方を 整理した上で、改めて2月議会に基本方針を示したいとの答弁があった。
 別の複数の委員から、短期大学を希望する学生への対応を考えていくことも必要であ るとの意見や、県立大学にこれまで以上の機能が付加される部分もあり、今のニーズに 沿った大学改革を進めていく必要があるとの意見があった。
産業経済委員会

 付託を受けた議案は、全会一致をもって可決した。

■見本市出展業務委託料について
 執行部から、産業振興計画に基づく販路拡大の取組の一つで、来年5月に東京ビッ グサイトで開催されるアジア最大級、20万人の集客が予定される環境関連の見本市、環 境展に高知県ブースを出展するための経費であるとの説明があった。
 委員から、見本市への出展にかかる経費については、どういったものが県の負担となる のか、また開催期間や出展予定企業について質疑があった。
 執行部から、ブースの使用料や装飾などの経費は県が負担し、旅費や機械の持込み に要する運搬費などは企業負担となる。また、開催期間は4日間で、12小間分を計上し ている。企業ごとに必要なブースの広さを調整しながら最終的な出展企業数を決めていく との答弁があった。

■工業用水道事業会計補助金について
 執行部から、香南工業用水道の一部稼働に伴い、継続的に安定した供給を実現する ための、公営企業局の工業用水道事業会計に対する補助金である。これは、北部工業 団地に立地している企業から新たな設備投資に伴う給水要請があったことから、一部給 水を行うことになったもので、給水原価の引下げと給水開始のための修繕に必要な経費 であるとの説明があった。

■緊急雇用創出臨時特例基金積立金について
 執行部から、国の3次補正に伴い緊急雇用創出臨時特例基金事業を実施するため の基金を積み増しするものであり、今回、積み増しをされる23億7千万円については、従 来からメニューにあった震災対応事業が拡充されて、様々な分野での事業の実施が可能 になるとともに実施期間が延長されているとの説明があった。
 委員から、高知県へ避難されている被災者への就職支援に関する情報提供は、どのよ うな形で行っているのかとの質疑があった。
 執行部から、被災者への就労支援については、労働局などの関係機関がネットワーク をつくって取り組んでおり、支援の内容は、県のホームページなどで広報をしているとの答 弁があった。
企画建設委員会

 付託を受けた議案は、全会一致または賛成多数をもって可決した。

■フェリー航路維持対策事業費補助金について
 執行部から、本県唯一のフェリー航路である宿毛・佐伯航路を維持するため、必要な 船舶法定検査費用等に対して、幡多広域6市町村とともに補助するものであるとの説 明があった。
 委員から、フェリーの運航実績などを把握・分析の上、高知県が主体性を持って、幡多 広域6市町村及び大分県、佐伯市などと連携し、フェリー航路維持に向けたより一層の 利用促進への取組を求めるとの意見があった。

■観光振興推進事業費補助金について
 執行部から、2月28日からの3日間、県内でのプロ野球球団4チームによる本格的 な練習試合「プレシーズンマッチ」を6試合開催するための経費等を補助するものである との説明があった。
 委員から、この取組を成功させるためには、高知県で遅れている雨天練習場など施設 面での環境整備が必要であり、多くの経済効果を見込める高知市はこの問題をどのよう に考えているのか、県は高知市とどのような話合いをしているのか、県と市は連携して取り 組んでいくべきと思うがどうかとの質疑があった。
 執行部から、施設面では東部球場はプロ野球キャンプができる施設でありながら、雨天 練習場がないという欠点があることから、最も経済効果の見込める高知市にしっかり話を して施設整備等に取り組むとともに、開催の本来の目的であるプロ野球キャンプの誘致 に向けて、県とともに高知市、安芸市にも汗をかいてもらうよう取り組んでいきたいとの答 弁があった。
 別の委員から、今後の継続・発展のために、今回の「プレシーズンマッチ」は必ず成功 させるよう強く要請するとともに、キャンプは沖縄、「プレシーズンマッチ」は高知という形に ならないように、本来の開催目的であるプロ野球キャンプの維持・誘致につなげるために 中・長期的な戦略を持って取り組むことや、実施状況及び成果について2月議会への 報告を求めるとの意見があった。


 
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くろしおくんの絵 編集/発行 高知県議会

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