第52号 もくじ 五台山花絵巻 参の巻~春の彩り・花皿鉢~開催! 12月定例会トピックス 12月定例会本会議の質問から 12月定例会審議の結果 常任委員会の動き(11月~1月) 特別委員会の動き(11月~1月) 12月定例会常任委員会委員長報告要旨 お知らせ |
12月定例会本会議の質問から |
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12月15日 |
TPPについて聞く! |
問 野田内閣はTPP参加を
念頭に農業強化の基本方針と
行動計画を決定したが、所見
を聞く。 答 知事 中山間で10から20ヘ クタールの経営体を主とする構 造を目指すことについては、地 形上の制約があり、規模拡大に よる生産性の向上は困難だ。中 山間地域で安心して農業を続け ていけるよう、守りの施策の充 実に加え、所得の向上を図る攻 めの施策強化が大事だ。11月24 日には農林水産副大臣に実情を 訴えた上で、高付加価値化や中 山間対策等に必要な具体的な支 援策の政策提言を行った。 問 平成24年7月の※FIT法 施行を考えれば、銘建工業に 木材を供給する過程で大量に 発生する端材を有効利用した 木質バイオマス発電を推進す べきではないか。 答 林業振興・環境部長 買取 り価格にもよるが、一般に燃料 の全てを木質バイオマスによる 発電にすると、発電だけではエ ネルギー利用効 |
率が悪く投資の
回収が困難であるため、収益性
の確保に向けた工夫が必要と言
われている。十分に検討を加え
ながら、新たなバイオマス発電
事業の実現に努めていきたい。 問 医療・福祉・教育が一体 となり地域ぐるみで発達障害 に取り組むモデル校としての 中芸高校の再編の在り方につ いて、所見を聞く。 答 教育長 中芸高校は、国の 指定を受け、発達障害をはじめ とする支援を必要とする生徒に 対する支援の在り方の実践的研 究を行うとともに、山田養護学 校田野分校から積極的に支援を 受け、発達障害等のある生徒の 指導及び支援の充実を図ってい る。今後、中芸高校は田野分校 と更につながりを強めるととも に、地域の医療や福祉とも連携 することを視野に入れて、生徒 一人一人にきめ細かい指導がで きる学校としていきたい。 ※電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 |
次期介護保険料引き上げへの基金活用について聞く! |
問 次期介護保険料について、
国は上げ幅が千円を超える5
200円程度となる試算を示
したが、到底容認できない。
高齢者の生活に与える影響に
ついて、認識を聞く。 答 知事 介護保険料は所得段 階に応じて保険料が設定される が、大きく上昇すると、高齢者 の生活に与える影響は少なくな い。このため、財政安定化基金 を本来の目的に支障がない範囲 において取り崩し、市町村の拠 出分を保険料の急激な上昇緩和 に活用してもらいたいと考えて いる。加えて、市町村が積み立 てている介護給付費準備基金の 積極的な活用など、必要な助言 を行っていく。 問 児童福祉法施行令の改正 で児童自立支援施設の外部委 託が可能となっているが、希 望が丘学園は県に1か所しか ない公的施設であり、直営が 当然だと考えるが、どうか。 |
答 地域福祉部長 施設で支援
に当たる職員には極めて高い専
門性が求められる。希望が丘学
園は、経験の浅い職員が多いこ
となどの課題があることから、
各種研修への派遣など、施設運
営の中核となる職員の育成に取
り組んでいる。こうした取組な
どにより、関係機関から信頼さ
れる施設運営を目指しており、
現在民営化は考えていない。 問 女性相談支援センターに は公用車が1台しか配置され ておらず、家庭訪問が予定ど おり行えないなど、支障を来 している。公用車を増やし機 動力を充実させる必要がある のではないか。 答 文化生活部長 DV被害者 の自立支援を進めていくために は、一時保護所の退所者に対し て悩み事相談やハローワークな どへの同行など、心と生活の両 面からのサポート強化が重要な 課題だ。退所者の家庭訪問など を充実していくこととしており、 必要な機動力は確保したい。 |
児童精神科の取組について聞く! 県民クラブ) |
問 増加する発達障害の子ど
もの治療、支援を行う関係機
関の連携体制をどう構築する
のか。また、その中で情緒障
害児短期治療施設の位置付け
はどうなるのか。 答 地域福祉部長 関係機関、 医師会、教育委員会などで検討 会を設置して、具体的な連携体 制の構築を検討する。この中で、 情緒障害児短期治療施設は、児 童精神科に入院した子どもの退 院後の入所支援などの重要な役 割を担う施設である。 問 2006年に国連総会で 採択された障害者権利条約を 受けて、高知県ひとにやさし いまちづくり条例の改正組織 を立ち上げ、民間組織と連携 して、条例改正に取り組む考 えはないか。 答 地域福祉部長 国で差別禁 止法制定に向けた具体的検討が 行われているので、条例改正に ついては国の動向を見極めたい。 また、 |
県内で結成された「高知
県で障がい者差別禁止条例をつ
くる会」の動きを注視し、つく
る会から県内の差別の事例など
について話を聞き、障害のある
人に対する理解を広げ、差別を
なくすための取組につなげてい
きたい。 問 柳瀬川の庄田から仁淀川 に注ぐ河口までの河川改修を 行い、佐川町黒原、大田川、 平野、越知町柴尾の各地区を 水害のない安全で安心して住 める地域にしてもらいたい。 答 土木部長 柳瀬川の河川改 修は、上流域の庄田地区の整備 にとどまっており、下流域は地 権者の理解を得ることができず、 平成17年に事業休止となってい る。事業の再開を望む声が強く なり、再び地元説明を始めた。 休止に至った経緯から、地権者 の理解を得ることが事業再開の 必須条件となるので、町の支援、 協力も得ながら、粘り強く取り 組んでいきたい。 |
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