第42号 もくじ 土佐龍馬であい博 プレイイベント開催中! 7月定例会トピックス 7月定例会本会議の質問から 7月定例会審議の結果 常任委員会の動き(6月~8月) 特別委員会・小委員会の動き(6月~8月) 7月定例会常任委員会委員長報告要旨 お知らせ |
7月定例会本会議の質問から |
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7月9日 |
国の補正予算のあり方について聞く! |
問 今回の国の補正予算の財
源のほとんどが赤字国債を発
行して成り立ったものであり、
将来を担う世代に大きな負担
を強いた。今回の補正予算の
あり方に関して手放しで評価
をしてよいのか。 答 知事 赤字国債残高が積み 上げられたことは、手放しで喜 んでいられる状況ではない。た だ、経済危機に直面して、小出 しに財政政策を打って、大きな財政 負担になっていたという経験を 90年代後半から2000年代 当初にかけてしてきた反省を踏 まえ、実体経済に影響が及ぶ前 の段階から速やかに多くのメニ ューを設けての対策をとってき ていることは、一定評価できる。 問 伝統文化と漫画をはじ めとする新しいコンテンツ文化 の共存する芸術性の高い本県 こそ、クリエイティブ産業を 基幹産業として認識し、育成 する必要がある。 |
答 知事 本県は豊かな地域資 源があり、大きな可能性を秘め ている。その可能性を生かした 挑戦の第一歩として、コンテン ツ産業の振興を産業振興計画の 産業成長戦略に掲げ、コンテン ツ産業推進会議を立ち上げた。 今年度は、セミナー等を開催し、 人材の育成等を目指している。 今後とも、クリエイティブ産業 育成の観点を入れて進める。 問 全国でスポーツを生かし た産業振興に取り組んでいるが、 本県でも、具体的な誘致戦略と、 既存施設の利活用、マーケテ ィング機能等を担う専門組織、 スポーツコミッションが必要 不可欠だ。 答 知事 専門的にスポーツイ ベント等の誘致や企画、運営に 当たるスポーツコミッションの 意義は大きいので、今後は経済、 観光、スポーツ関係者との連携 を深め、高知県らしいスポーツ コミッションのあり方について、 先進都府県の状況を参考にしつ つ、検討を加速させる。 |
高知県版グリーン・ニューディール構想を! |
問 県として新エネルギーへ
のビジョンや高知県版グリーン・
ニューディール構想をつくる
べきだ。そして、それに基づ
く高知県の新エネルギー振興
計画をつくり、新エネルギー
の振興を図るべきだ。 答 知事 県では、平成8年度 に高知県地域新エネルギービジ ョンを策定したが、その後、環 境は大きく変化している。策定 から年月が経過しているので、 地球温暖化対策との整合を図り ながら、産業振興も念頭に置き、 今後の新エネルギー推進のため の方針を検討したい。 問 住宅向けの太陽光発電シ ステムの設置は、地元の工務 店や建築関係者への具体的な 経済対策となる。そこで、一 般家庭用の太陽光発電システ ムの新たな補助制度を県とし てもつくるべきではないか。 答 知事 太陽光発電の導入を 促進するためには、一般家庭用 等の小規模な施設を積み上げ |
ることも大きな柱になる。一般家
庭用の整備が進むことで、中小
企業等への具体的な経済対策に
もつながる。さらには、大量生
産による設備価格の低下も期待
される。こうしたことも踏まえ、
本県の立地条件を生かしてどの
ようなことができるのか、手法
も含めて検討する。 問 市町村から県に対する要 望が多いヨシ対策に、どのよ うな認識を持っているか。ヨ シ対策にしっかり取り組んで もらいたいが、今後どのよう な計画で取り組むのか。 答 土木部長 ヨシが大量に群 生すると、川の流れを阻害し、 河川管理上、大きな課題だ。こ のため、地域の安全安心推進事 業等で対応してきたが、今年度 は、これまでの取り組みに加え、 緊急雇用創出臨時特例基金事業 や、今議会で提案している経済 危機対策臨時交付金事業での河 床掘削など、約1億円を活用し て積極的に取り組む。 |
県産材の利用拡大を図れ! |
問 県産材の利用拡大に向け、
「こうち安心の木の住まいづ
くり助成事業」をさらに拡充
すべきだ。また、県産材の需
要拡大に思い切った対策を打
ち出すべきだ。 答 知事 今回の補正予算で、 県産の乾燥材の使用量に応じて 助成する制度を新たに立ち上げ、 「こうち安心の木の住まいづく り助成事業」と併用することで、 最大で1棟当たり100万円の助成 を行う。これにより、住宅建築 の前倒しや新規着工へのインセ ンティブにつなげていきたい。 問 国の重要文化財に指定さ れることになった魚梁瀬森林 鉄道のコンテンツの充実に向け、 どのような形で支援、育成し ていくのか。 答 観光振興部長 地域アクシ ョンプランにも位置づけている ので、引き続きガイドブックの 作成や観光ガイドの育成研修等 に加え、専門家のアドバイスも もらい、活動を支援する。さら に、今 |
回の指定を契機に、吉良
川や奈半利の町並み散策やモネ
の庭等の中芸地域の観光資源と
も連携した広域観光ルートづく
りなど、交流人口の拡大や地域
の活性化に向け、地元市町村や
関係団体とともに取り組む。 問 屋上緊急離着陸場として 新安芸病院の屋上にヘリポー トを整備するよう基本設計に 盛り込むことを強く要望する。 答 公営企業局長 現在健康政 策部でドクターヘリの導入の検 討が進められており、10月をめ どに中間報告がされるので、そ の議論の内容によっては、新病 院のヘリポートは災害時だけで なく幅広い活用が期待される。 このため、屋上ヘリポートの整 備も含めた新病院のヘリポート 整備のあり方については、費用 対効果や全体の建物の配置等の 検証とあわせて、健康政策部で の議論も十分に考慮した上で、 今年度に作成する基本設計で判 断する。 |