こうち県議会だよりのマーク 第44号 もくじ
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11月定例会本会議の質問から

 
質問者(質問順)
12月3日
高野 光二郎
佐竹 紀夫
谷本 敏明
12月4日
田村 輝雄
ふぁーまー土居
山本 広明
12月7日
式地 寛肇
溝渕 健夫



 
  12月3日
 
知事の政治姿勢について聞く!

高野議員写真


高野 光二郎議員


(自由民主党)
   前政権では、経済成長戦 略の策定など、経済成長を持 続できるような取組に努めて いた。公正な競争を通じた経 済の成長が国民の安全や社会 保障の財源の確保につながる と考えるが、所見を聞く。

 知事 社会保障をはじめと する国民の安全や安心を守るた めの財源を確保していくために は、経済の安定した成長が必要 であり、その際には、競争を促 していく姿勢と、その負の側面 に目を向けていく両方のバラン スが極めて重要だ。

 行政刷新会議での全国学 力・学習状況調査の対象激減 の決定をどう受けとめるか。 また、この決定が政府予算に 反映された場合、どのような 対策を講じるつもりか。

 知事 県が現在取り組んで いる学力向上対策の成果を検証 し、確かな学力の定着につなげ るには、子供たちの学力を悉皆 (しっかい)で、

  かつ全国との比較 ができる調査を実施する必要が ある。今後の国の動向も踏まえ つつ、他の方法による学力の悉 皆調査の実施も念頭に置く。

 長宗我部氏をキーワード とした本県の歴史資源を積極 的に情報発信し、誘客を図る べきだ。また、二次交通の整 備による利便性の向上と観光 ガイドの育成による魅力アッ プが必要だ。所見を聞く。

 観光振興部長 来春には元 親の居城跡に立つ歴史民俗資料 館に長宗我部氏を紹介する展示 室が新たに設置される。また、 来年1月にJR高知駅前にオー プンする観光情報発信館「とさ てらす」を活用し、戦国武将ブ ームに乗った歴史ファン等の新 たな観光客の誘致につなげる。 二次交通の確保は、「土佐・龍 馬であい博」の開幕に合わせて、 「長宗我部元親ゆかりの史跡コ ース」の追加が検討されている。 観光ガイドについても、育成と 組織の強化のための支援を行う。




アンテナショップの費用対効果を問う!

佐竹議員写真


佐竹 紀夫議員


(県政会)
   アンテナショップは多額 の県費を支出することとなるが、 費用対効果を県民にどう説明 するか聞く。

 知事 試算では、アンテナ ショップの経費1億5000万 円に初期投資の分を入れた約2 億円の費用に基づく諸活動によ り、直接的に生み出す経済効果 は25億円超と、約13倍以上が見 込まれる。産業振興推進部の事 業費全体に対する地産外商公社 の人件費を除く事業費、賃借料 合計6700万円の割合(約3 %)からも、重点化、効率化の 対象として公社に一定の経費を 負担していくことは是非とも必 要だ。

 就職未内定の高卒者等に 対して、どのようなセーフテ ィネットを準備し、実行して いくのか。

 知事 未内定の高卒者に、 職業訓練から就職までの一貫し た支援を行うための施策を国に 提案した結果、国の緊急人材育 成支援事業を

  活用した職業訓練 に、新規高卒者対象のコースが 新設されることになった。県で は、この訓練と連携し、訓練受 講者を対象にした、実際に求人 のある企業や就職を希望する職 場での体験、県や市町村での緊 急基金事業を活用した雇用機会 の提供、就職支援を行うコーデ ィネーターの配置等を検討して いる。

 木造住宅支援策の実施状 況や効果、今後の取組の方針 を聞く。

 林業振興・環境部長 木造 住宅建築への支援策を7月補正 で事業化したが、150戸の予 算枠を11月上旬には使い切るこ ととなり、今回50戸の追加をお 願いした。本年1~9月の住宅 着工統計での戸建ての木造住宅 の落ち込みは、全国17%に対し、 本県は12%で、縮小している消 費行動喚起に効果的だ。今後は、 本年度緊急対策として実施して いる支援策をより一層拡充し、 利用者にとって使い勝手のよい ものとするよう検討している。




事業仕分けについて聞く!

谷本議員写真


谷本 敏明議員


(日本共産党と緑心会)
   地方交付税等が事業仕分 けの対象となったことは看過 できない。国がナショナルミ ニマムをしっかり支えること を強く求めるべきだ。

 知事 事業仕分けは、事業 をゼロベースで見直す際には突 破力の点で一定有効だし、予算 編成過程を国民に見える形とし たことにも意義があるが、地方 交付税ほどの大きな問題を取り 扱うには時間が短く、一部の論 点のみで議論が行われた。こう いう問題は、国と地方の財政関 係の在り方の根幹をなすので、 地方6団体と政府で時間をかけ て議論していくべきだ。

 県立大学改革にかかる永 国寺キャンパス検討会では、 マネジメント学部ありきの県 の姿勢に厳しい批判の声が強 まっているが、どう受けとめ ているか。また、キャンパス の在り方について、今後更に 公正な議論、検討を進めると ともに、パブリックコメント 実施など、県民参加を保障す べきだ。
   知事 検討会には大学や県 内企業の代表者等が参加し、幅 広い視点から意見が出され、段 階を踏んで議論が積み重ねられ ており、決して一定の結論を前 提に議論が進められてきたとは 考えていない。また、検討会で は新たな社会科学系学部等の在 り方について、最終の報告書の 取りまとめに向けて更に議論を 深めることになっているが、そ の間にはパブリックコメントを 行い、広く県民の意見を聴く。

 須崎市中心市街地におけ る避難道整備と津波発生時の 緊急避難場所確保に市と連携 し取り組め。

 危機管理部長 須崎市は平 成23年度までに津波避難計画を 策定の予定だ。県も計画策定に 必要な技術面、経費面での支援 を行うとともに、策定された計 画に基づき必要となる緊急避難 施設等の整備を各種制度を利用 し支援する。




 
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