こうち県議会だよりのマーク 第50号 もくじ
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6月定例会本会議の質問から

 
質問者(質問順)
6月30日
森田 英二
岡本 和也
上田 周五
7月1日
西森 雅和
坂本 孝幸
西内 健
7月4日
依光 晃一郎
明神 健夫


 
  7月1日
 
防災メールの配信について検討状況と導入の可能性を聞く!

西森議員写真


西森 雅和議員


(公明党)
   以前、防災情報をリアル タイムに提供する防災メール を配信してはどうかという提 案をした。それに対し、その 後どのような検討がされたのか。 また、導入の可能性はあるのか。

 危機管理部長 これまで他 県のシステムの運用や民間業者 のメール配信サービスを調査し、 検討をしてきた。多様な手段で 防災情報を提供することで避難 が可能となるなど、防災力の向 上につながるので、エリアメー ル等の防災情報のメール配信に ついてできるだけ早い導入を検 討する。

 津波の浸水が予想されて いる小・中・高等学校の全生 徒と教職員用にライフジャケ ットと防災ヘルメットを配備 しておくべきであると思うが、 所見を聞く。

 教育長 ヘルメットや防災 ずきんを既に備えている学校も あるが、地震発生時に落下物等 から身を守る手立てとして必要 かつ有効だ。ま
  た、ライフジャ ケットは、専門家の意見も踏ま え、判断が必要と思われる。現 在学校で行っている避難訓練の 結果から課題を検証した上で、 今後検討をする。

どんな手段を使ってでも 県民の命を守るという決意に 立つならば、南海地震対策と あわせて、地震予知に行政と して全力で取り組んでほしい と思うが、所見を聞く。

 知事 大規模地震の発生前 には動物の異常な行動など、い わゆる宏観(こうかん)異常現象 が多く報告されているが、確実 な関連性など未解明な部分もあ り、研究が進められていると認 識をしている。今後宏観異常現 象の地震予知への活用の研究の 進展を注意深く見守るとともに、 被害の減少につながると考えら れるものについては積極的に情 報収集を行っていきたい。様々 な予知の手段を総動員して対策 をあらかじめ講じていく姿勢が 必要だ。




空港周辺の観光周遊ルートの整備について聞く!

坂本議員写真


坂本 孝幸議員


(自由民主党)
   高知南国道路も見通しが ついた感があるが、これを契 機に空港周辺の観光周遊ルー トの整備を進めてはどうか。

 観光振興部長 観光周遊ル ートづくりについては、何より も観光客がそのスポットを見て いこう、見に行きたいという魅 力があることが重要と思ってお り、それをつなぐのが観光周遊 ルートと考えている。そのため に、現在、南国市のまほろばウ ォーク、香美市の龍河洞冒険コ ースなど新しい魅力をつけるよ うな取組も進んでいるので、観 光客のニーズ、観光の変化にも 応じた新しい観光周遊ルートづ くりにもつながっていくと考え ている。

 農業者の所得向上のため には加工することが大事になる。 農業者自らが加工まで行う仕 組みづくりについてどのよう に考えるのか。

 知事 加工に取り組むこと で、農業者の所
  得を向上させて 農業の活性化を図ることが重要 と考え、産業振興計画でも食品 加工分野の育成を重点分野に位 置付けて推進をしている。商品 力や販売力の向上などビジネス 面での重点的サポートも必要で あり、人材育成、産業振興アド バイザーによる指導など事業の 立ち上がりから本格的な実施ま での総合的な支援策を整えてい る。加えて、地産外商公社で新 たな販路開拓を行っている。

 学校給食拡大について具 体的にどのような支援策を考 えているのか。

 教育長 学校給食を実施し ていない市町の聞き取り調査で は、全ての市町で施設整備への 財政支援の要望があり、一部で は運営面でも支援を望んでいる。 市町村の取組事業だが、国の学 校施設環境改善交付金の活用と あわせて施設整備に必要な補助 金制度の創設など、制度設計に 向けて検討をしていく。




特定利用斜面保全事業を活用した避難場所等の整備について聞く!

西内議員写真


西内 健議員


(自由民主党)
   宮城県女川町では急傾斜 地崩壊対策の特定利用斜面保 全事業により整備した高台の 造成地が避難場所として多く の命を救った。この事業を活 用した避難場所や避難経路の 整備に今後どう取り組むか。

 土木部長 津波による浸水 被害が想定される地域で逃げる 先がない場所では、この事業が 非常に有効だったと認識した。 本県では、背後に山が迫り津波 からの避難場所となる高台が少 ない地域が多いことから、関係 市町村と連携し、事業適用の可 能性を検討したい。

 有機野菜等では系統流通 に乗らなくても頑張っている ものが数多くある。そのよう な生産者を応援する仕組みの 構築について聞く。

 農業振興部長 昨年度は県 内の有機農業者を紹介するリー フレットを作成し、販路開拓や 商談に活用してもらっている。 今年度は食の安
  全・安心に関心 が高い給食を提供する事業者等 に対して、有機農産物のニーズ 調査を実施して、マッチングを 支援する。また、有機農業者の ネットワーク化を進め、農業者 同士が協力し合って共同出荷で きる体制づくりを進めている。

 中央医療圏以外の民間病 院の医師不足は特に顕著だ。 安芸地域県立病院の開設により、 高知大学から派遣されている 医師の引上げについて不安の 声がある。県内の医師確保を どのように行っていくのか。

 健康政策部長 地域・診療 科・年齢の3つの医師の偏在が 課題であり、奨学金の貸付けや 若手医師にとって魅力あるキャ リア形成の支援などに取り組ん でいる。高知大学には特に地域 枠の定員増の働きかけを行った。 一方、高知大学からの医師派遣 は、県の医療政策上の優先度や 地域の事情なども十分に考慮さ れた上で、全体の調整が図られ ていると考えている。




 
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