第51号 もくじ 祝 世界ジオパーク認定 室戸ジオパーク 9月定例会トピックス 9月定例会本会議の質問から 9月定例会審議の結果 9月定例会予算委員会の質問から 9月定例会常任委員会委員長報告要旨 常任委員会の動き 特別委員会の動き お知らせ 年末年始のごあいさつについて |
9月定例会本会議の質問から |
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9月29日 |
銘建工業などが設立する新会社への支援について聞く! |
問 大豊町、銘建工業などが
設立する新会社の事業が成功
するためには、引き続き県が
援助、指導していくことが必
要だが、決意を聞く。 答 知事 国の支援制度も最大 限に活用しつつ、補助金等で施 設整備の支援をしたい。また、 大量の原木確保が特に重要な課 題と考えられ、必要な原木の供 給に向け、関係団体等と連携し て、生産から供給に至るシステ ムの構築を進め、あわせて、国 有林へまとまった量の供給依頼 などを行う。新会社のスムーズ な操業開始、円滑な事業運営に 向けて万全の取組を行いたい。 問 県道高知本山線の樫山ト ンネルについて、南海地震対 策の一環として早急にスピー ド感を持って工事着工に取り 組む考えはないか。 答 土木部長 平成21年度から トンネル坑口の選定や地質調査 を行っており、今後も地すべり の経過観測や地下水の調査など、 着工に向 |
けた準備を進めていく。
しかし、トンネル建設には一度
に多額の事業費が必要であり、
工事着工については県の財政状
況や他の道路の整備状況を見な
がらの判断になる。 問 土佐褐毛(あかげ)和種(土 佐あかうし)の生産に向けて、 放牧地や畜舎施設を早急に建 設し、飼育農家の労力の軽減 を図り、後継者の育成にも積 極的に取り組んでいくべきだが、 県の対応策はどのようになっ ているか。 答 農業振興部長 土佐褐毛和 種の主な産地である嶺北地域で は、飼育頭数を増やそうとする 機運が高まりつつある。放牧場 や畜舎の規模拡大や新たな整備 は、課題はあるが、省力化やコ スト低減において有効な手段で あり、繁殖から肥育までの肉用 牛一貫生産の推進は後継者の育 成や生産基盤の拡大につながる ものだ。こうした地域の取組を 市町村、JA等と連携しながら 支援する。 |
ジオパークの世界認定を地域浮揚にいかにつなげていくのか! |
問 室戸ジオパークの世界認
定を東部地域浮揚及び県勢浮
揚にいかにつなげていくのか、
決意を聞く。 答 知事 県観光の東の入り口 として、県外観光客が室戸で滞 在をして県中央部へ入ってくる ような新しい周遊ルートができ るよう、旅行会社へのプロモー ションなどを積極的に行う。さ らに、世界認定を受けている東 アジアの他のジオパークとのネ ットワークづくりにもチャレン ジをして、海外との交流や観光 につなげたい。世界にも通用す る観光資源として磨き上げるた め、ソフト、ハード両面からの 支援を行う。 問 海洋深層水の新たな事業 展開のために、これまで取り 組んだ事業の再検証が必要だ。 これまでの取組状況とその結果、 また、今後の新たな活用につ いて聞く。 答 商工労働部長 スジアオノ リ養殖の実用化研究は事業化が 実現し、また困難とされていた |
ヒラメの採卵は成功した。一方、
アワビの養殖試験は採算面の課
題もあり、事業化に至っていな
い。医療分野では製品化にハー
ドルが多くある。今年度は全国
の研究機関の研究内容や成果情
報を収集し、事業化成功事例の
ポイントや事業化の可能性が広
がっている分野などの調査・分
析を進めている。本県の取組も
検証し、新たな産業創出につな
げたい。 問 南海地震への備えとして、 国道55号とは別の命の道を今 あるインフラを活用しながら 整備を進めていくべきではな いか。 答 土木部長 これまで高台を 通過する既存の広域農道などの 現況調査を行ってきた。今後は、 既存のインフラが災害時に支援 ルートとして活用できるよう検 討を進めることや、耐震バース のある室戸岬漁港やヘリポート を活用した陸海空の連携した緊 急輸送ルートについて、関係機 関と調整しながら検討する。 |
人口問題に対処していくための新たな組織体制の構想を聞く! |
問 人口問題に対処していく
ためには全庁横断的なチェッ
ク機能を有する組織が必要だ。
平成24年度からの新組織体制
の構想を聞く。 答 知事 具体的な組織体制は、 もうしばらく時間をかけて検討 を重ね、機構改革に反映させた いが、いずれにしても、人口問 題は県のありようそのものにか かわる非常に大きな政策課題な ので、全庁横断的な取組をチェ ックする司令塔の役割などをし っかりと果たせる組織体制が確 立できるように検討を深めてい きたい。 問 医師を確保するために、 県内公立高校から医学部への 進学率を伸ばすための取組に ついて聞く。 答 教育長 医師不足解消のた めに、公立高校から医学部進学 率を伸ばすことは非常に大切な 視点だ。現在医学部への進学は 非常に少ない。要因は、医学部 への進学意識が低いことな |
どだ。
今後、医療系学部への進学に特
化したカリキュラムや指導方法
の研究を行うために研究指定校
を設置することなど、重点的な
支援を検討する。また、医療へ
理解を深めるキャリア教育など
の取組を進めていく。 問 災害への備え、観光振興 のためにも国道441号は早 急な整備が必要だ。可能な限 り早期に事業着手できる手段 を選択し、県としての姿勢を 示すべきだが、所見を聞く。 答 知事 国道441号は広域 的救援ルートの役割を担う重要 な路線だ。また、四万十川とい う屈指の観光資源を生かす路線 としての期待も大きい。現在重 点投資する2工区が完成すると、 未整備区間は旧西土佐村の中半 地区から口屋内地区に至る区間 となる。これまで直轄代行によ る事業化を要望してきたが、西 土佐道路のうち口屋内地区を迂 回するバイパスは平成24年度か ら県事業で着手をしたい。 |
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