こうち県議会だよりのマーク 第51号 もくじ
祝 世界ジオパーク認定 室戸ジオパーク   9月定例会トピックス   9月定例会本会議の質問から   9月定例会審議の結果   9月定例会予算委員会の質問から   9月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き   特別委員会の動き   お知らせ   年末年始のごあいさつについて
 

9月定例会予算委員会の質問から

 
質問者

9月30日
武石 利彦
米田 稔
上田 周五
西森 雅和
坂本 茂雄
清藤 真司
高橋 徹
浜田 英宏
 
  9月30日
 
特別養護老人ホームの待機者対策について聞く!

西森議員写真


西森 雅和議員


(公明党)
   第4期の介護保険事業支援計画でも特養(特別 養護老人ホーム)の施設整備が計画されているが、 特養の待機者は増えている。この現実をどのよ うに捉えているか。

 地域福祉部長 平成22年11月の待機者の調査時 では第4期計画の特養は、いずれもサービスが開 始できていなかった。その後、今年の9月現在で特 養は139床が整備済みで、現在更に239床が整備中 だ。これ以外にも認知症のグループホームなどの整 備も行われている。整備の進捗を見極める必要が あるが、要介護認定者の増加が見込まれるので、第 5期もニーズを基に施設整備に努めていく。

 特養の待機者解消につなげるため、混合型特定 施設の指定を増やしていくべきではないか。

 地域福祉部長 現在各市町村で行っている
  高齢者の詳細な実態調査結果や、特養の入所待機者 の状況なども踏まえ、市町村と連携して、混合型特 定施設も含めて施設ごとの特徴を生かした整備を 行い、必要に応じたサービスを選択できるように取り 組んでいきたい。

 特養の入所待機者対策、特養待機者ゼロに向け た知事の決意を聞く。

 知事 この問題が難しいのは次の二つがあるから だと思う。一つは、介護のありよう全体の中で論じて いくことが必要ではないかという点。もう一つは、保 険料に跳ね返るという側面があるということを考慮し なければならない点。待機者をできるだけ減らしてい きたいという思いは全く同じである。よく市町村とキ ャッチボールをさせていただく。方針をしっかり示し ていく必要もあるという意識で取組を進めていく。




知事の4年前の県勢浮揚に関しての認識を聞く!

坂本議員写真


坂本 茂雄議員


(民主党・
県民クラブ)
   知事は、この議会で県勢浮揚は道半ばと言って いるが、山登りに例えると4年前のスタート時点 は県勢浮揚に関してどの程度のスタート地点だ ったのか。

 知事 どの山を登るべきなのかがわからなくて苦労 していた。私自身が無知だったという側面もあろうか と思う。4年前はこの厳しい状況に対して、ほとんど 米びつも空っぽの中でどうやって立ち向かっていく のか、どこに行くべきなのかがわからずに四苦八苦 していた。でも、多くの方々に知恵を賜り議論をし、 今は例えば産業振興計画などという形で進むべき山、 登るべき頂上が見えてきた。それに向かってひたす らまい進をしているという状況になってきた。

 被災地復興と事前復興の取組を並行して取り組 む必要がある。そういう視点を法的に、制度的に、 財政的に取り入れる必要があると思うが、どうか。
   知事 被災地復興をしていきながら、西日本連動型 地震に対する備えをするという形で国家の運営をし てもらわないといけない。まず一つそういう強烈な意 思を持ってもらいたいので、例えば9県知事会議を 設立し、働きかけをしてきたし、また、9県議長会議 の設立なども心強い動きだ。いろんな形の中で、全 体としてその両方が成り立つような法制度の在り方 になるように、徹底して具体の政策提言もしていか なければいけない。

 5年前に修正された県の地域防災計画には原発 事故の際の記述がないが、どのように考えてい るのか。

 知事 原発事故の際の記述も視野に入れて、防災 計画について考えを深めていくことが重要と思って いる。




ふるさと雇用基金事業の振替事業について聞く!

清藤議員写真


清藤 真司議員


(南風
(みなみかぜ))
   8月26日の地域アクションプランフォローアップ 会議の中では、ふるさと雇用基金事業がなくなっ た後は県として特に今のところ考えていないと の話であった。その後、財政収支の見通しの中で、 基金の振替事業として来年度は30億円と発表さ れたが、どういった形で決まったのか。

 知事 財政収支の試算という性格上、私と副知事 と総務部長と財政課で計算を積み重ねて、最終的 に9月14日に発表した。8月26日の地域アクションプ ランフォローアップ会議では、産業振興推進部の職 員はその動きは知らない中でそういう話をした。議論 の積み重ねという点では、フォローアップ会議などで 出てきた一連のいろんな議論の積み上げをもって 最終判断をしたものである。

 ふるさと雇用基金事業の振替事業の市町
  村負担 と方法はどうなっているか。

 産業振興推進部長 現在調査はしているが、市町 村の負担とその方法は決まっていない。全体的な 方針が決まっているので、各地域アクションプランの 状況、その中のふるさと雇用対象者の役割、市町村 との協議、意向の確認などを再度行っていく。

 市町村の交通施策、移動手段の取組は単体で終 わることが多い。中山間地域等の移動手段に関し、 県が市町村間の接着剤として、音頭を取ってほし いがどうか。

 知事 福祉の政策、中山間の産業振興という観点 も加味して公共交通の問題を同時に論じていくとい うことが必要と思う。もう一段踏み込んだ形での政 策体系をつくり上げ、市町村との協働という形で進 めていきたい。




 
前のページへ 表紙へもどる 次のページへ
 
くろしおくんの絵 編集/発行 高知県議会

このホームページに対するお問い合せは:
高知県議会事務局 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1-2-20
電話 政務調査課(088)823-9536
ファックス (088)872-8411 メール 210101@ken.pref.kochi.lg.jp
メールフォームへ
くじらくんの絵
※こうち県議会だよりは、県の総合・合同庁舎でもお渡ししております。
※点字版・録音版をご希望の方は高知県議会事務局政務調査課までご連絡ください。   過去の【バックナンバー