9月定例会本会議の質問から |
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9月25日 |
談合問題について聞く! |
問 談合問題における県の処
分について、指名停止の期間が
長くなれば、南海地震への対応、
インフラ整備への影響、また該
当企業の従業員や下請業者等
をはじめ、県経済や雇用への影
響が危惧される。政治家として
県全体の最適はどうあるべきか
を判断し、今後の対応に当たっ
てもらいたい。 答 知事 まずは建設業界にお けるコンプライアンスの確立を最重 要課題として、適正な対応を図って いきたい。本当に今後の高知県全 体の将来を考えながら、よくよく 熟慮を重ねたい。 問 外国資本による森林の取 得に対抗するために、水資源の 保全に関する条例を制定する 動きが他県でも活発化してい る。高知県水源地域保全条例を 制定する必要があると考える が、所見を聞く。 答 知事 貴重な水源地域とな る森林について |
は、広く県民にその
重要性を認識してもらった上で、外
国資本への売却も含め、適正な森
林管理に支障になるような安易な
森林売買は慎んでもらうよう、お
願いすることも必要ではないかと
考える。水源地域保全条例は、こ
うした観点から、誠に意義のあるも
のと考えている。 問 奈半利川の平鍋ダム直下へ の清水バイパス整備の成否が、 水利権更新の可能性を大きく 左右するが、その取組の姿勢を 聞く。 答 土木部長 清水バイパスの整 備は、一昨年度から整備に向けた 検討を始めており、施設全体の概 略設計や取水堰(ぜき)の予備設計 などを実施している。本年度は、清 水バイパスの導水管路や放流設備 の予備設計などを実施する。今後 も地元町村や漁業関係者、電源開 発株式会社などとも連携を図り ながら、事業化における課題を早 期に解決し、整備に向け取り組む。 |
消費税増税について聞く! |
問 消費税増税における農業
分野への影響と、産業振興計画
の目標への影響を聞く。また、厳
しい経営を強いられている農家
の負担をどのように考えている
のか。 答 知事 現在の農業を取り巻 く環境は厳しく、農業従事者は大 変な苦労をしており、農業団体か らは結果的に農家の負担になると いった、懸念の声が上がっている。ま た、農産物の販売にも影響が出る ことが懸念される。増税による影 響を軽減していく施策をあわせて 実施してもらうよう、国に主張して いきたい。産業振興計画の農業分 野では、更なる生産性の向上など、 足腰を強める取組を一層加速化 していかなければならない。 問 幡多地域でのジョブカフェ について、平日に毎日営業でき る体制、場所の拡充、総合的な 相談機能など、機能強化のため に積極的な支援を行うべきだ。 |
答 商工労働部長 本年度に実
施した体制強化や、新たな取組の
状況や効果も検証するとともに、
利用者の声や現場の意見も参考に
しながら、開所日も含め、サービス
や機能の充実について検討する。 問 国が高校生修学支援基金 について、低所得世帯に対する 返還猶予・減免制度の導入など の制度改正を行うと聞いてい る。実施は県の判断となるが、 本県での取組を聞く。さらに、 所得連動返済型を本県も実施 すべきではないか。 答 教育長 制度改正による所 得連動型猶予制度については、高 等学校卒業後、一定の収入が得ら れるようになるまで、奨学金の返 還を猶予する制度であり、3年限 定の基金の活用を原則としている が、恒久的な制度として検討をし ている。一方、返還の減額、免除に ついては、基金解散後に生じる将来 の県費負担の増加なども考慮し、 慎重に検討する必要がある。 |
通学路の安全対策について聞く! |
問 このたび実施した緊急合
同点検による、本県通学路の状
況、点検対象学校数、実施状況、
道路管理者別改善要望件数を
聞く。また、明らかにされた課
題を聞く。 答 教育長 公立小学校など、2 21校のうち 191校から、639 の危険箇所の報告があり、8月末 までに601か所の合同点検が実 施された。道路管理者別は、国管 理が53か所、県管理が211か所、 市町村管理が342か所、私道7 か所、複数管理者が26か所だ。課 題は、道路の形状に関するものが 大多数を占め、また登下校の時間 帯に交通量が多く危険であること や、運転のマナーなども挙げられる。 問 公明新聞取材班が編さん した「『人間の復興』へ」の本を 知事に贈呈したが、その感想を 聞く。 答 知事 この本は被災者の心に 寄り添い、現場の声を吸い上げ、被 災地の目線に立って感じ |
取った、
様々なことをまとめ上げたもので
あり、南海地震対策に取り組んで
いく私にとっても、多くの教訓を得
るものであった。多くの方が現場に、
至誠を持って入っていかれたことに
敬意を表させていただく。 問 高知医療センター内に新 設された不妊専門の相談センタ ー「ここから相談室」については どのようにPRしているのか。 また、これまでの相談状況はど うか。 答 健康政策部長 県、高知市の 広報紙や県のホームページに掲載す るとともに、紹介リーフレットを市 町村、福祉保健所、医療機関、特 定不妊治療費受給者に配布してい る。7月末までの相談状況は、電話 相談が毎週水曜日午後に開設し、 1回に2件から4件の利用で、主な 相談内容は医療情報に関するも のだ。面接相談は、毎週金曜日午 後に開設し、1回に2件程度の利 用があり、主な相談内容は現在受 けている治療に関するものだ。 |
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