こうち県議会だよりのマーク 第55号 もくじ
吉田茂元内閣総理大臣銅像移設式典   9月定例会トピックス   9月定例会本会議の質問から   9月定例会審議の結果   9月定例会予算委員会の質問から   9月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き   特別委員会の動き   中国四国九県議会正副議長会議開催   東海・東南海・南海地震による超広域災害への備えを強力に進める9県議会議長会議   全国都道府県議会議長会自治功労者表彰   お知らせ   年末年始のごあいさつについて
 

9月定例会本会議の質問から

 
質問者(質問順)
9月25日
浜田 英宏
岡本 和也
黒岩 正好
9月26日
大石 宗
横山 浩一
依光 晃一郎
9月27日
坂本 孝幸
弘田 兼一
森田 英二


 
  9月26日
 
中小企業金融円滑化法について聞く!

大石議員写真


大石 宗議員


(民主党・
県民クラブ)
   中小企業金融円滑化法が 来年3月に期限切れとなる。現 在までの県内企業の制度の活 用状況と、期限切れ後の対応に ついて聞く。

 商工労働部長 県内に本店 がある銀行等で法が施行された平 成21年12月から本年3月末までに 貸付条件の変更等を実行したもの は、1万5859件、4501億92 00万円だ。本県の申込みに対す る実行比率は、全国平均を上回っ ている。国は、中小企業の経営改善、 事業再生の促進に取り組んでおり、 県も積極的に役割を果たす。さら に、それぞれの企業課題に対応す る中で、県の制度融資の活用を含 め、支援に努める。

 先般の国会で審議入りし た交通基本法について、県はど のような立場なのかを聞く。

 知事 法案は、今後の本県の 交通政策を推進していく上でのよ りどころとなる。なかでも、個々の 分野での個別対応に終始するので はな
  く、人口減少や少子高齢化の 進展など、交通を取り巻く社会経 済情勢の変化を見ながら、総合的 かつ計画的に施策を展開していこ うとする法の考え方は、本県の目 指す方向と相通じるものがある。

 地域のリーダーを育てる、 またその若者同士の交流を図 る必要性を鑑み、以前に本県で 行っていた青年の船事業の再開 を検討してもらえないか。

 知事 青年の船事業は、幅広 い事業効果があった。当時と社会 環境は大きく変化しているが、産 業振興計画や日本一の健康長寿 県構想などを推進する上でも、国 際感覚や広い視野を持つ人材の育 成はますます重要になっている。青 年の船事業の形かどうかはわから ないが、幅広く、その方法について具 体的に検討したい。現代型の今の 時代に合った事業を考えたい。





地震・津波観測監視システムの設置について聞く!

横山議員写真


横山 浩一議員


(県政会)
   地震・津波観測監視システ ム(DONET)の室戸岬沖から 足摺岬沖までの設置を国に要請 すべきと思うが、この取組につい て聞く。

 知事 南海トラフ沿いでは、 連動して巨大地震が発生すること が危惧されているので、想定震源域 全体で観測体制を強化することが 重要だ。しかし、足摺岬沖から日向 灘海域にかけては、観測システムの 空白地帯となっている。この地帯へ の観測システムの早期整備はこれ までも9県知事会議などにより国 に対して政策提言を行っており、引 き続き強く働きかけていきたい。

 県として、ジョン万次郎の大 河ドラマ化の実現に向けて、どの ように取り組むのか。

 知事 最近の2度にわたる博 覧会を通じて、歴史上の偉人とし てジョン万次郎も取り上げてきた。 大河ドラマの実現に向かって更に認 知
  度が高まるよう、あらゆる機会 を捉えて、全国に向けて情報発信 をしたい。加えて、地域の方々の誘 致への盛り上がりとともに、より効 果のあるタイミングを見定めながら、 私自身も地域の方と一緒になって NHKをはじめ関係者へ働きかけ を行っていくなどしていきたい。

 高知県漁協の赤字状況を 改善するために、県としてどの ように支援や指導をしていくの か。

 水産振興部長 昨年度策定 した組織再編整備計画と見直し をした経営改善計画を着実に実 行していくため、収支計画から下振 れた場合には、速やかに改善策を 検討し、実行するよう関係機関と 連携して指導する。また、引き続き 長期借入金に対する利子補給を 行うなど、借入金利息を圧縮する よう助言する。一方、不良債権の 計画的な回収を進めるために、金 融機関OBのアドバイザー配置の支 援などをしている。




人材育成について聞く!

依光議員写真


依光 晃一郎議員


(自由民主党)
   高知県で働く労働者の満足 度を把握して、担い手確保に向 けた基礎資料とする考えはない か。

 商工労働部長 U・Iターン 就職の取組や新卒者の就職支援 を進める上で大切なことだ。昨年 から労働局と連携して実施してい る、大学生のUターン就職の実態調 査にあわせて、より詳細な調査を 行うことは可能だと思うので、労 働局や経営者団体などの協力を 得ながら、実施について検討したい。

 高知に移住したくなる日本 一のリタイアメントコミュニティ ーの核として、また学びの相乗 効果を生み出す大学間連携の組 織づくりなどが期待される知の 拠点・永国寺キャンパスの整備状 況を聞く。

 副知事 リタイアメントコミュ ニティーの構想は、産学官が連携す る組織づくりや、高齢者を含めた 社会人教育の充実などを進める 県の取
  組にマッチする。こうした中 で、シンポジウムや研究会に活用で きるプレゼンテーション機能を備え た講義室や会議室などを広く地 域に開放するとともに、高齢者を はじめ幅広く県民に利用してもら えるよう、基本設計を進めている。

 地震発生後、ヘリコプターが 集めた映像を市町村の災害対策 本部でも見られるようにする、 またその映像をトラブル無く受 信できる体制が必要だ。その取 組を聞く。

 危機管理部長 警察本部な どのヘリが撮影した映像は現在で も県から市町村等に配信は可能だ が、事前協議が必要となる。また、 映像の伝送は、有線回線のため、地 震発生時には断線する可能性も ある。来年度に消防庁から貸与を 受けるヘリは、衛星回線を利用す るので、県庁での受信の信頼性は高 まる。当面は市町村等に有線回線 で配信することとなるが、衛星回 線でも配信できるようにすること で、情報伝達の確実性を高めたい。




 
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