9月定例会予算委員会の質問から |
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9月28日 |
津波避難ビルの確保について聞く! 県民クラブ) |
問 津波避難ビルの指定を促す方法として、従前か
ら勤務、居住している住民に対して、より優先
的な在宅避難者支援を明確に打ち出すことが
できないか。 答 知事 長期浸水対策検討会でいろいろ検討をし ているので、その結果を踏まえ判断したい。また、 高知市と密な協議を行っていく中で、このことも検 討させてもらいたい。 問 地域防災計画に盛り込む原子力事故災害対策 の3本柱の対策や情報連絡体制について聞く。 答 知事 「健康対策」では、住民の屋内への避難 や安定ヨウ素剤の服用などを定め、「避難対策」 では、県民の避難の必要性や愛媛県から避難者 受け入れ要請があった場合の県、市町村が実施す る事項を定め、「産業・観光対策」では、県内産 品の検査結果や風評被害の防止策 |
などを定める。
また、情報連絡体制は、四国電力から県への速や
かな通報・連絡の実施と愛媛県災害対策本部等
へ県職員を派遣し情報収集活動を実施すること
などを定める。 問 児童養護施設での虐待防止やセカンドアビュー ズ(二次被害)の解決に向けてどのような取組 を行うのか。 答 地域福祉部長 施設名は公表できないが、再び 虐待が起こらないことを最重点に取組を進めたい。 子どもの権利ノートや虐待があった場合の対応手 順と防止策を定めたガイドラインを施設職員ととも に作成して、施設職員の権利擁護の意識の醸成な どにも努めた。児童相談所の職員が権利ノートを 説明し、子どもに配付して、権利擁護と相談方法 の周知、生活状況の確認も行っている。今後、全 施設で第三者評価を実施し、施設運営の透明性 と支援内容の向上に努める。 |
中山間地域の課題等を教育する場を設けるべきだ! |
問 山間部の子どものみならず、都市部の子どもに
も教育の現場で中山間地域の現状や課題を教
える場を設けるべきではないか。 答 教育長 現在、小学校では、中山間地域の現状 や課題を学習し、中学校では、過疎化、高齢化を テーマとして学習を行っている。今後は、現在作成 中の中学生向けのキャリア教育の副読本を活用し て、本県の中山間地域で活躍する人物、産業など についても紹介し、中山間地域について、今以上 に学習できるように支援をしたい。 問 中山間地域の大規模土砂災害の危険度の高い 地域には、単身の高齢者も多い。ソフト的な対 策について聞く。 答 土木部長 深層崩壊や土砂災害について正しく 認識してもらい、安全な避難を行うことが重要だ。 馬路村で、国、県、村が一体となった |
深層崩壊に
ついての防災学習会、深層崩壊による天然ダムの
発生を想定した防災訓練を行った。こうした防災
訓練にあわせて、市町村が安全な避難所を検討で
きるように、土砂災害警戒区域指定のスピードアッ
プ、ハザードマップの作成を支援していきたい。 問 平成22年2月予算委員会で国際マンガサミッ トの誘致を提案したが、誘致に向けて、どのよ うな取組をしてきたのか。 答 文化生活部長 昨年度は、まんが甲子園20周年 の記念行事の一環として、またサミットの誘致の 手がかりとして、日本マンガ学会の全国大会を誘 致して、情報発信にも努めてきた。今年は、7月に まんが王国・土佐推進協議会を設立した。この中 で、サミット誘致について協議してもらい、また他 県の動向調査もしながら、検討を進めたい。 |
遍路道のトイレ対策について聞く! 土居議員 (みなみかぜ)) |
問 四国八十八か所を徒歩で行く歩き遍路の方は
大勢いるが、一般の民家ではトイレを借りにく
く貸しにくいという状況がある。県内の遍路道
のトイレ対策について聞く。 答 観光振興部長 現在、トイレの水洗化や和式から 洋式への変更、新設も含めて補助事業を行ってい る。また、平成20年度に県下全ての公共トイレにつ いて調査をしているが、4年経過しているので、今 年度中に再度調査をしたうえで公共トイレ対策を していきたい。 問 津波の避難対策の中の一つである、周りの小高 い山をふだんは公園等にして、もしもの時はそ こへ避難する命山(いのちやま)構想について の所見を聞く。 答 知事 それぞれの施設に一長一短があり、命山 の場合は、ふだん使いがしやすく、維持管理費が 比較的安いが、非常に広い面積が要る |
ことと、恐
らく工法的にもお金もかかる。それぞれの土地に
合ったいい選択肢を選んでいくこととなり、命山
も頭に入れて対応したほうがよいと思う。 問 知事へのメールでいじめ相談の実績はあるか。 また、和歌山県の知事がいじめ相談メールを受 けることを始めた。ぜひ知事も取り組んでみて はどうか。 答 知事 いじめへの取組強化の要望などは過去3 年間で3件あったが、子どもからの相談はない。い じめの相談窓口はいろいろある。誰に相談したい か考えたとき、いろんな選択肢があって、いろんな 窓口があったほうがいいと思う。こんなに多くの相 談窓口があり、それぞれではこういう人が受け付け ることになる、ということをまとめて広報させてもら いたい。その中に当然私の知事メールも入れたい。 |
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