9月定例会予算委員会の質問から |
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9月28日 |
シカ広域捕獲事業について聞く! |
問 新聞でも報道されたシカ広域捕獲事業の低評
価について、県猟友会との事前の協議不足を指
摘する。今後は現場の声をしっかり聞いて事業
に取り組んでもらいたい。 答 中山間対策・運輸担当理事 事業評価は、県が 自らの取組の評価を行ったものだ。事業実施の調 整に時間を要し、契約が遅れたこと、通常の広域 捕獲に比べ捕獲頭数が伸びなかったことを総合 的に評価して、最終的に4段階の3番目のC評価 としたものだ。今後は、今回の経験を生かし、猟友 会をはじめ、関係者とこれまで以上に協力・連携 を図り、効果的な対策に取り組む。 問 海岸沿いの燃油タンクについて、東日本大震災 の教訓をどう生かし、どんな対策を検討してい るのか。 答 危機管理部長 平成24年5月には、 東日本 |
大震
災を受けて危険物の規制に関する規則が改正さ
れ、石油基地の事業者は予防規程に津波への対
応を盛り込むことが求められるようになった。この
改正に合わせて燃料タンクの津波被害シミュレー
ションができるツールを使って、各事業者が被害
予測を行う予定となっており、その結果を受け、事
業者などとともに対応策を検討したい。 問 県民が警察に相談するのは勇気がいるので、日 ごろからの窓口対応や相談にくる人に優しく接 することが大事で、次にもつながっていくと思う が、どうか。 答 警察本部長 一般的な相談業務については相談 担当者、警察安全相談員などを配置し、個別相談 については所属長まで上げて組織で対応する形を とっている。基本的な考え方として、相談者の立場 に立って対応することが大事であり、今後そのよう に職員指導をしていきたい。 |
県立あき総合病院の高度医療体制の整備について聞く! |
問 県立あき総合病院に、医師確保と地域医療貢
献の両面から、心臓カテーテルと脳カテーテル
の手術ができる血管造影診断撮影装置を求め
る声が高まっている。できるだけ早く県が予算
確保の決意を表明すべきだ。平成25年度当初
予算への計上について、知事の決断を聞く。 答 知事 指摘された機材は、いろいろな意味で有用 だと思う。導入について前向きに検討したい。 問 県支援のメガソーラー候補地になっている安芸市 の市有地について、公営企業局が乗り出せば、県 民にも市民にもお互いメリットが生じるのではな いか。 答 公営企業局長 新エネルギーの導入については、 そのメリットを最大限地域に還流させることが重 要ということで、現在、担当部において、地元市町 村や県内企業が出資する形でのSPC |
(特定目的
会社)などといった事業主体設立の検討を行って
いる。その検討の中でこの役割は公営企業局で担
ってほしいというものが出てくれば、対応していき
たい。 問 国の8月の10メートルメッシュ発表で安芸高校 などは津波に対し極めて高い危険度となってい る。太平洋に直面して近くに高台や山がない安 芸高校は、子どもたちの逃げ場がない。早急に 移転計画を実行する必要があるが、所見を聞く。 答 教育長 安芸高校には、3つの校舎があり、その 一番北の4階あるいは屋上に避難することで、生 徒の安全は一定確保できると考えている。しかし、 学校の再開問題に加え、安芸高校は海に直面し、 生徒たちも津波への恐怖感があると思うので、現 在の計画を進めながらも、適地があれば移転を検 討したい。 |
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