第56号 もくじ 四国横断自動車道開通(中土佐IC~四万十町中央IC間) 12月定例会・11月臨時会トピックス 12月定例会本会議の質問から 12月定例会・11月臨時会審議の結果 常任委員会の動き(11月~1月) 南海地震対策再検討特別委員会中間報告書(概要) 南海地震対策再検討特別委員会の動き(11月~1月) 12月定例会常任委員会委員長報告要旨 「高知県こども条例」が改正されました お知らせ |
12月定例会本会議の質問から |
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12月18日 |
TPPについて聞く! |
問 政府は、TPPの調整項目
ごとに情報を国民に開示した
上で国益に沿ったリーダーシッ
プを発揮すべきだ。県の今後の
対応を聞く。 答 知事 我が国の国益が守ら れることを第一に、交渉分野ごと に経済や国民生活に及ぼす影響 をメリット・デメリットの両面からしっ かりと把握・提供し、国民的な議論 を尽くした上で判断されることが 何よりも求められる。今後も庁内 プロジェクトチームを中心に動向を 注視し、あわせて県内関係団体へ の積極的な情報提供に努め、政府 が拙速な判断を行うことのないよ う、国に対し強く働きかけたい。 問 新政府に対して南海トラ フ巨大地震対策特別措置法と 事前復興特区制度を速やかに 制度化するように要望すべきで はないか。 答 知事 特別措置法制定は、9 県知事会議などと連携しながら、 一日も早い制定に向けて積極的に 働きかける。あわせて、地域の実情 に応 |
じた防災・減災対策を迅速に
進める上で必要となる規制緩和な
どについて、本県の具体的事例を踏
まえ、特区制度の創設も視野に入
れながら国に提言をしていきたい。 問 土佐西南大規模公園の松 原の中とふるさと総合センター の西隣の広場へ津波避難のため の命の丘を造ることについて所 見を聞く。 答 土木部長 盛り土方式によ る避難場所の整備は、公園内で最 も高い位置にあることや、日常的に 活用できることから、効果的な施 設と考えられる。黒潮町の避難計 画と整合を図りながら検討する。 答 林業振興・環境部長 命の丘 は選択肢の一つだが、防災林の中へ の設置は、現在の防風、防潮機能へ の影響も懸念される。黒潮町が津 波避難計画を検討する中で、命の 丘も含め、津波防災対策における 入野松原の在り方について、関係機 関とともに協議をしていきたい。 |
談合認定業者に献金自粛を呼びかけるべきではないか! |
問 談合認定業者による献金
の実態をどう受け止めるのか。
また、談合認定業者や公共事業
受注業者に対して献金自粛を
呼びかけるべきではないか。 答 知事 企業献金を含む政治 活動に関する寄附は、政治資金規 正法で、量的・質的な制限が規定さ れ、これらの制限の範囲内であれ ば、国民の自発的意志を抑制する ことのないように、適切に運用され なければならないとされている。こ の規定の趣旨を踏まえ、寄附を行 う側、受け取る側の双方において 適切に対応していくべきものだ。 問 長期浸水対策を今後どう 実施していくのか。また、県民 にわかりやすく住民参加が促 進されるようなパンフレットを 作成し、広く知らせることが必 要ではないか。 答 危機管理部長 長期浸水対 策は、救助・救 |
出、住民避難など、7
つの分野で発災時に想定される課
題を整理し、対策の検討結果を本
年度内に取りまとめる。対策ごと
に目標期間を設けるとともに、県、
高知市などそれぞれが責任を持っ
て担う役割を明確にする。パンフレ
ットの作成についても、高知市と協
議をしてみたい。 問 生活保護を受ける資格が あるのに受給できていない漏給 の実態をどう認識し、どのよう に解決を図るのか。 答 知事 正確な推計は困難で あるが、生活保護を受けずに保護 基準未満の収入で生活している世 帯がある。民生委員・児童委員やラ イフライン事業者などの協力も得 て、保護が必要な方が適切な保護 を受けられるよう、制度の適正な 運用に取り組んでいく。現在、国に おいて生活困窮者などへの生活支 援戦略が検討されており、全国知 事会なども参加し、現場の実態が 反映されるよう、要請もしている。 |
育林の補助率アップについて聞く! |
問 育林に対する補助率を上げ
ることによる、林業経済、中山間
地域対策等への波及効果は、計
り知れないと考えるが、所見を
聞く。 答 知事 育林の補助率上乗せ は、皆伐を促すとともに、再造林や 育林への雇用の拡大なども含め、 一定の効果が期待できるが、一方 で森林は私有財産という側面もあ るので、支援の在り方は、実質的に その財源を負担する国民や県民の 大方の納得が得られる範囲である ことも必要だ。本年度は、制度を 創設したばかりであり、事業効果 を検証する時間をもらいたい。 問 工務店の要望が直接川上に 伝わり、川上もその要望にスピ ードを持って対応できる流通シ ステムが必要だ。また、川下の情 報を川上に届ける専門の行政官 を設置してはどうか。 答 林業振興・環境部長 これま でにも原木市場の在庫情報などの ネット上での検索システム |
づくりに
取り組んだが、参加事業者の負担
に対し、取扱量が小さいことなどか
ら、十分な活用ができなかった。こ
れまでの取組を検証するとともに、
他県の先進事例も参考にし、素材
の生産現場から工務店までが機能
的に連携するシステムの構築を検
討したい。専門の行政官についても
今後研究していきたい。 問 国道439号線の落合-西 峰間で計画している道路改良工 事について、具体的計画を聞く。 答 土木部長 落合工区から順 次2車線改良を延伸していく。本 年度から概略設計を実施し、次の 工区設定を行いたい。しかし、西峰 地区までは距離もあり、連続改良 を行うためには相当の期間が必要 となるので、緊急に整備が必要な 箇所は、局部改良や落石対策を先 行して整備している。道路規格な どを工夫しながら、地域の実情に 合った整備を進めていきたい。 |
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