●開会日(6月14日)
■国の成長戦略を活用し、県の取組の更なる加速を図る
~知事提案説明~
尾﨑知事は、安倍政権において「骨太方針」と「成長戦略」が本日、閣議決定され、アベノミクスの「第3の矢」が放たれることになり、民間投資を喚起する成長戦略が速やかに実行されることを心から期待すると述べ、県としても、産業振興計画をはじめとする取組に積極的に生かしていくことが重要であり、この成長戦略を最大限に活用し、更なる加速を図っていく。また、TPPに関しては、政府に対し、「TPP協定交渉においては、重要5品目の関税など国益を必ず守るという姿勢で臨み、守ることができないのであれば、脱退も辞さないものとすること」と強く訴えてきた。今後とも、県民生活を守るための取組を積極的に進めていきたいと述べました。
続いて、今議会は、三つの柱に基づき、総額3億4千万円余りの補正予算案を提出している。「南海トラフ地震対策の更なる充実強化・加速化」に関しては、先日公表した県版の被害想定、南海トラフ地震対策行動計画を踏まえて、住宅倒壊などによる人的被害の大幅な軽減を図るため、住宅の耐震化率100パーセントを目指して、合理的な低コスト工法の普及や、部分的な耐震対策の検討などを進めていく。「産業振興計画の推進」に関しては、CLT※の普及に向けた取組を全国に先駆けて推進していく。「教育の充実と子育て支援」に関しては、県立学校の全ての普通教室に計画的に空調設備を整備することにより、教育環境の充実を図るとともに、認可外保育施設における保育従事者の保育士資格取得を支援することにより、子どもを安心して育てることができる環境の整備を進めていくと述べました。
次に、各分野における取組状況などを説明し、その後、今定例会に提出した13議案について説明しました。
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●本会議質問(6月19日~21日)
■知事の政治姿勢などについて論議
7名の議員が、知事の政治姿勢や南海トラフ地震対策、移住促進策などについて質問を行いました。
●常任委員会審査(6月24日、26日)
審査の結果、付託された議案13件を可決しました。
●閉会日(6月28日)
一般会計補正予算などを可決
知事提出議案15件(追加提出議案2件含む)については、原案どおり、可決・同意しました。
議員提出議案については、条例議案1件を可決し、意見書議案10件のうち6件を可決し、4件を否決しました。
※CLT:Cross Laminated Timber ヨーロッパで開発された、板を直交して積層接着した大型の木質パネル
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