地震の予知・前兆現象を減災に活用してはどうか!

森田 英二議員
(自由民主党)
|
|
問 静岡県は以前から地震予知
に取り組んでおり、もし予知
が機能すれば東海地震の死
者被害は4分の1になると
発表している。このような減
災効果を思うとき、静岡県
が取り組んでいる地震予知
や効果についてどのような
認識を持っているか。
答 危機管理部長 様々な手法
で地震を直前に予知できれ
ば防災・減災の上で大きな効
果があり、国や大学、静岡県
が取り組んでいる観測等は大
変意義のあることだ。
問 本県で取り組める可能な限
りの範囲ででもいいから、前
兆現象の研究を今からでも
始めてもらいたい。本県の地
震予知と前兆現象の把握に
ついて、観測体制の整備を今
後どのように進めるのか。大
いに意義があることだと考
えるがどうか。
答 知事 第一には最新の科学
的知見を生か
| |
していくことが
重要だ。ただ、科学的に根拠
がはっきりしていなくても、科
学の限界である可能性も高い。
前兆現象を集めて一つの観測
網の体制の中に位置付けてお
くことが重要だ。
問
津波被災が確実視されてき
た今はもう平時ではないと
の認識に立って、高台への速
やかな移転を法的な緩和や
配慮を持って積極的に支援
を始めてもらいたいと思う。
危険地域の人の引っ越しを
被災前に済ませておくこと
についての所見を聞く。
答 知事 高台移転は、時間と莫
大な費用がかかることを考え
たときに住民の合意形成がで
きるのかという課題がある。
ただ、安全度は最も高いとい
うのも確かだ。高台移転をし
ていくことについて制度的、予
算的な仕組みづくりを国に
政策提言をしていきたい。
|