こうち県議会だよりのマーク 第53号 もくじ
議長・副議長 挨拶   2月定例会トピックス   2月定例会本会議の質問から   2月定例会審議の結果   2月定例会予算委員会の質問から   2月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き   特別委員会の動き   中国・安徽省訪問団が来高   お知らせ   県議会の構成
 

2月定例会予算委員会の質問から

 
質問者

第1日(3月5日)
森田 英二
岡本 和也
横山 浩一
黒岩 正好
大石 宗
ふぁーまー土居
西内 隆純
第2日(3月6日)
吉良 富彦
依光 晃一郎
西内 健
弘田 兼一
坂本 孝幸
浜田 英宏
 
  3月5日
 
卸・小売業への支援について聞く!

大石議員写真


大石 宗議員


(民主党・
県民クラブ)
   本県の卸・小売業は、就業者 数や県民総生産で大きな比 率を占める重要な産業だが、 後継者問題や県外大手資本 との競争など様々な課題に 直面している。地場企業を 支援する施策を考えていく べきではないか。

 商工労働部長 事業協同組 合を設立し、大手資本に対抗 していく手法が考えられる。 一方、後継者のいない事業者に 有効なのが、M&A(企業の合 併や買収)であり、来年度から 高知商工会議所が専門の相談 窓口を設置し、事業者への巡 回訪問、セミナーなどを通じて 利用促進に取り組んでいく。

 高知市中心街に永国寺キャ ンパスの拡充、合築図書館や 新資料館の整備がされる重 要な節目の平成27年度に向 け、どのような都市政策の取 組を図っていくのか。

 知事 少子高齢化社会、環境 問題をにらんだとき、コンパ クトシティーという発想が重 要だ。この基本的な方針のも とに都市政策は進めて
  いくべ きだ。東西軸エリア活性化プ ランの取組について、3つの集 積をどう生かすかという視点 で更に発展させていき、また 高知市の中心市街地活性化 基本計画にもそういう視点 を入れてもらえるよう話し をしたい。

 歴史民俗資料館、文学館、自 由民権記念館といった文化 施設が学校教育の中でほと んど活用されておらず、郷土 の歴史に触れないまま成人 する若者も多い。今後どう 活用を図るのか。

 教育長 今後、施設と連携を しながら、学校、市町村教育 委員会に働きかけを強めてい きたい。また、現在の教育振興 基本計画の中でも、郷土を愛 する子供を育てるという大テ ーマがある。道徳教育に関し ても、キャリア教育に関しても、 高知県版の様々な高知県の 歴史などを教える副読本を、 現在作成中であり、そうした ものともあわせて取組を強 化していきたいと考えている。




友好園芸農業協定の成果と方針を聞く!

ふぁーまー土居議員写真


ふぁーまー土居議員


(南風
(みなみかぜ))
   平成21年に結んだオランダ のウェストラント市との友好 園芸農業協定のこれまでの 成果と今後の方針等を聞く。

 知事 オランダは狭い国土で ありながら世界を相手に農 業を中心に地産外商をして おり、高知県の目指すべき姿 だ。協定を結んで3年間、延べ 137人が訪問して世界最先 端の園芸技術や経営ノウハウ を吸収してきた。視野の広い 農業後継者の育成につながり、 また農業技術センターでは、新 しい園芸システムの研究を開 始している。産業振興計画の 推進の中に位置付けて交流 を進めたい。

 津波避難タワーに階段だけ でなく、スロープの併設も考 えてもらいたいが、所見を聞 く。

 危機管理部長 スロープ併設 の重要性は認識しており、設 置をしているところもある。 現状では、スロープを設置する ための十分な広さの用
  地の確 保が難しく、また幅員や勾配 等の規格や安全性の検討が必 要だ。現在、津波避難タワー をモデル化するための設計に 関する前提条件等を高知工 科大学に協力依頼しており、 この中でスロープの併設方法、 規格についても検討していき たい。

 福祉避難所はどのようなもの を想定しているのか、また 開設後にはその機能をどう やって充実させるのか。

 地域福祉部長 入所型の社 会福祉施設を想定しているが、 市町村の保健福祉センターや 特別支援学校なども考えら れる。避難が長期化すれば施 設の職員だけでは対応し切れ なくなることも想定され、福 祉避難所の機能に応じて平 常時から相互応援協定によ る職員の派遣などについて連 携を確保し、安定的運営を図 ることが大切だ。




再生可能エネルギーによる地域活性化について聞く!

西内議員写真


西内 隆純議員


(自由民主党)
   地域際収支においてエネル ギー分野の赤字を圧縮でき れば収支バランスは改善し、 県経済の活性化につながる。 再生可能エネルギーの活用 について考えを聞く。

 知事 収入を増やすのは地 産外商とすれば、支出を減ら すのが地産地消となり、エネ ルギー分野において地産地消 をより一層徹底していきたい。 昨年来、新エネルギービジョン を策定して取組を進めてきて いる。また、第2期産業振興 計画の主要なテーマの一つと して新エネルギーを産業振興 に生かすことを柱として取組 を進めたい。

 将来の大陸向けの物流など のための日本海側、大陸への アクセス路を検討するに当 たり、現在の四国8の字構想 にもう1本足して四国四の 字構想を提案する。国道33号 の活用も視野に入れた同 構想について所見を聞く。
   知事 「四国8の字ルート整 備促進」が全国的に名前が通 ってきているので、この名前で 行きたいと思うが、国道33号 の重要性は認識している。バイ パス整備も進めているが、戦略 的な位置付けを十分頭に置 いて対応したい。

 高知県の抱える教育課題解 決のために高知大学に寄附 講座を開設してはどうか。

 教育長 国立の教育学部を 有する大学として、まずは自 ら取り組んでもらいたいのが 基本だ。その上で、高知県特 有の教育課題に対応していく ということなら寄附講座を開 設することは何らやぶさかで はない。ただ、そうしたことが 大学としてできるのかできな いのかといった課題は別途ある。 寄附講座も含めて、もっと広 い意味で高知大学との連携を 深めていきたいと考えている。




 
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