こうち県議会だよりのマーク 第41号 もくじ
  議長・副議長あいさつ   2月定例会トピックス   2月定例会本会議の質問から   2月定例会予算委員会の質問から   2月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き(4月以降)   2月定例会審議の結果   議会基本条例検討小委員会を設置   特別委員会の動き(4月以降)   5月臨時会を開催   少子化対策・子育て支援特別委員会最終報告の要旨   経済活性化・雇用対策特別委員会中間報告の要旨   お知らせ   県議会の構成
 

2月定例会本会議の質問から

 
質問者
3月2日
武石 利彦議員
中内 桂郎議員
坂本 茂雄議員
3月3日
塚地 佐智議員
池脇 純一議員
清藤 真司議員
3月4日
沖本 年男議員
樋口 秀洋議員
佐竹 紀夫議員
3月5日
土森 正典議員
江渕 征香議員
結城 健輔議員


 
  3月3日
 
貧困家庭への学習・生活援助を!

塚地議員写真


塚地 佐智議員


(日本共産党と緑心会)
   貧困家庭への学習・生活 援助には、恒常的な対策が必 要だ。

 教育長 家庭の環境や経済 の状況で格差が生まれないよう、 すべての子供たちの学習機会を 確保していくという視点が必要 だ。現在県で重点的に進めてい る放課後対策は、経済的、養育 的な理由がある家庭であっても 利用できるようにすることが求 められている。今後、これらの 仕組みについて、市町村と十分 協議しながら検討を行う。


 昨年十二月に知事が、低 空飛行訓練中止を米軍関係当 局に強く要請するよう外務省 に申し入れて以降、逆に訓練 が増加している事態をどう受 けとめているか。政府と米軍 関係当局に直ちに中止するよ う自ら直接働きかけること、 他の被害県と連携した組織の 立ち上げや抗議行動を求める。

 知事 昨年十二月に東京事 務所を通じて文
  書による中止要請を行ったが、その後も継続さ れ、回数も増加するなど、大変 遺憾だ。本年一月には担当部長 を外務省へ出向かせ、実情を再 度説明させ、中止要請を行った が、今後とも粘り強く、強く訴 えていく。


 医療部門の雇用効果は他 産業より大きい。その視点で 医療・福祉部門を分析し、県 としての支援策、国への要請 等を講じるべきだ。

 知事 産業振興計画でも、 中山間地域での福祉サービスの 創造等による雇用創出を盛り込 んでいる。策定中の県高齢者保 健福祉計画等では、介護保険施 設を九百二名分整備する目標を 設定予定で、達成すると七百人 程度の雇用効果が見込まれる。 一方、介護福祉分野では、高い 離職率や介護福祉士養成学校の 大幅な定員割れ等で人材確保に 大きな課題がある。医療・福祉 部門の人材確保は重要なので、 今後とも全力で取り組む。





産業振興計画にロハスの視点を!

池脇議員写真


池脇 純一議員


(公明党)
   産業振興計画の実行、展 開に当たり、ロハス(健康と 持続可能な社会を志向するラ イフスタイル)ビジネスの視 点は欠かせない。ロハス宣言 も含め、ロハスビジネスの検 討をする考えはないか聞く。

 知事 計画には、ロハスの 考え方とも通じた幾つかの方向 性が盛り込まれている。ただ、 本県産業にとって、ロハス層は 大きなターゲットになろうが、 それ以外のターゲットもあるの で、県全体もしくは産業振興計 画全体でロハス宣言をというこ とになると、まだまだ県民の意 識の盛り上がりも必要ではない か。勉強を進めるとともに、ロ ハスが当てはめられる産業等に ついては、その紹介等をやって いきたい。


 県立図書館を県勢発展の ための重要な情報提供システ ムとして、その活用の重要性 を見直し、機能が十二分に発 揮できるための箱物を検討す べきだ。今後の県立図書館の 整備のあり方を聞く。
   知事 地域振興に役立つ情 報等の提供機関としての機能に も重きを置きたい。現時点の候 補地は、追手前小学校の敷地と 城西公園の二カ所だ。整備に当 たっては、その機能を十二分に 発揮できることを第一に考え、 県勢発展のための重要な情報提 供システムとの位置づけにも重 きを置きながら、できるだけ速 やかに高知市と協議を進めてい きたい。


 地方裁量型の認定こども 園への支援に関し、現在の県 単独補助の考え方にとどまらず、 もっと踏み込んだ財政支援を 検討するつもりはないのか。

 教育長 現時点では、地方 裁量型の認定こども園への国の 財政支援の詳細な内容が明らか にされていないので、判明した 後に、整合性のある県の財政措 置の考え方を整理していきたい。






県民との協働について聞く!

清藤議員写真


清藤 真司議員


(南風(みなみかぜ))
   県民は尾崎県政が掲げる 「対話と実行」のための同志 であり、県職員には現状の高 知県に対する危機感と気概を 持って県民を同志に変えてい く意識を持ってもらいたい。 協働に対する認識を聞く。

 総務部長 地域の課題やニ ーズの多様化の中で、全ての公 的サービスを行政だけで担うこ とは難しくなっており、民間に できるものは民間にとの意識も 高まっている。協働を進めるに は、職員一人一人が当事者とし て同じステージに立ち、県民と 対話しながら、課題等に共通の 認識を持ち、ともに解決方法を 考え、各々の適切な役割を分か ち合って実行することが大切だ。


 地域アクションプランの 地域学的優位性を生かすため に今後どのような対応を考えているのか。

 政策企画部長 プラン策定 の際には、地域のアイデアやニ ーズをきめ細かく反映し、県外
  や県内の他の地域に対して優位 性を持つ取り組みも位置づける ことができた。今後、県内各ブ ロックに産業振興推進地域本部 を設け、地域支援企画員や外部 の専門家等から成る支援チーム を組み、熟度を高め、ワンスト ップで支援する。また、専門的 なアドバイザーを積極的に活用 し、地域の強みを磨き上げたい。


 教育にシチズンリテラシー の考えを入れることで、未来を 担う子供たちの人づくりに大き な期待が持てると思うが、所見 を聞く。

 教育長 シチズンリテラシ ーは、人づくりに大きな効果が 期待でき、民主主義、住民自治 の熟度を高めるが、シチズンシ ップ教育を学校で本格的に行う ことは、今の義務教育のカリキ ュラムでは限界がある。それぞ れの学校で学習活動の創意工夫 を図ることが必要だ。一方で、 保護者や地域住民にも一翼を担 っていただくことが必要だ。






 
前のページへ 表紙へもどる 次のページへ
 
くろしおくんの絵 編集/発行 高知県議会

このホームページに対するお問い合せは:
高知県議会事務局 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1-2-20
電話 政務調査課(088)823-9536
ファックス (088)872-8411 メール 210101@ken.pref.kochi.lg.jp
くじらくんの絵
※こうち県議会だよりは、県の総合・合同庁舎でもお渡ししております。
※点字版・録音版をご希望の方は高知県議会事務局政務調査課までご連絡ください。