9月定例会本会議の質問から |
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10月4日 |
太陽は、いつ昇るのか! 県民クラブ) |
問 人口の減少、少子高齢化
の時代の流れをどう見るか。
また、高知県は、不況不況と
言われる中で、太陽は、いつ
昇るのか。 答 知事 真っ先に人口の減少、 高齢化社会に突入した本県が、 この問題に正面からぶつかり、 解決策を考えていくことで、真 っ先に解決策を見出した県とな ることができれば、全国の中で も最も希望ある県となる。食料 自給率の向上、エネルギー自給 率の向上の流れなどは、本県に とって大いなる追い風であり、 この流れに本県の方向性をセッ トしていく中で、太陽の昇る高 知県を目指していきたい。 問 今、製造業において 100人規模の雇用を生み出 すのは大変だ。ぜひ雇用力の ある骨太の産業振興に取り組 む姿勢を持ってもらいたい。 答 知事 製造品出荷額が極め て低位の水準にあることが問題だ。 まずは、人口減少、高齢 |
化の急
激な進展という問題に正面から
ぶつかり、地産外商戦略を主軸
に据えた産業振興計画を着実に
実行していかなければならない。
第二には、食料、エネルギーを
大切にしていこうという追い風
を生かしながら、この流れに身
を添わせ、本県の産業の振興、
真の意味での力強い産業振興に
取り組んでいきたい。 問 高卒者の就職状況が昨年 にも増して厳しい状況だが、 就職対策について所見を聞く。 答 知事 就職対策の重要な2本 柱は、希望に沿った求人の確保の ための企業開拓と将来の目標を明 確に持った人材の育成を図ること だ。県内の求人開拓は、各校の就 職担当教員らが企業訪問の回数を 大幅に増やすなど、就職支援対策 を一層強化している。県外では、 新たに大阪、名古屋の県事務所に、 企業に精通した人材を非常勤職員 として配置する準備を進めている。 |
医薬品の登録販売者に研修を行っていくべきだ! |
問 ポスト龍馬博の柱の一つ
である国際観光の意義につい
て聞く。 答 知事 国際観光の持つ意義 は、大きく二つある。一つは、 観光が地域経済に大きな効果を もたらすことだ。もう一つは、 各々の国の社会や文化に対する 相互理解が進み、国際間に存在 する各種の摩擦問題の減少や解 消につながることだ。当面は台 湾と韓国を最重点のターゲット として取り組むが、他国も含め 二つの意義を十分踏まえて推進 していきたい。 問 昨年6月の改正薬事法の 施行によって、「薬種商」と いう資格がなくなり「登録販 売者」に変わり、登録販売者 が二類、三類医薬品を販売し ている。登録販売者に対して、 これまで県は研修を行ってい ないが、今後は、研修を行っ ていくべきではないか。 答 健康政策部長 厚生労働省 令で、薬局開設 |
者や店舗販売業
者は登録販売者を含めた従事者
に研修を実施し、資質向上を図
ることとされている。しかし、
現実には、多くが零細な事業者
であり、自らが十分に研修を行
うことは困難な状況だ。県民が
安心して医薬品を購入できるよ
う、関係団体と協議し、前向き
に検討する。 問 急傾斜地崩壊対策工事な どで取得した公共用地で、未 登記の土地が多くあると聞い ている。土地家屋調査士や緊 急雇用創出臨時特例基金を活 用してこの課題を解決できな いか。実態と今後の対応を聞く。 答 土木部長 平成21年度の調 査結果から推定すると約2万筆 の未登記があると思われる。現 在、詳細の把握のために、緊急 雇用創出臨時特例基金事業を活 用して調査を行っている。今後 は、課題を整理した上で、土地 家屋調査士など外部委託の活用 も検討し、未登記の解消に取り 組んでいきたい。 |
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