こうち県議会だよりのマーク 第47号 もくじ
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9月定例会予算委員会の質問から

 
 県の予算とその関連事項などについて総合的に審査をするため、毎年2月定 例会(2日間)と9月定例会(1日間)において予算委員会を設置しています。
 10月5日に開かれた委員会では、7人の委員が一問一答形式で質問を行い ました。

質問者
10月5日
浜田 英宏
植田 壮一郎
坂本 茂雄

谷本 敏明
西森 雅和
清藤 真司

土森 正典




 
  10月5日
 
新しい県立安芸病院に総合診療科を設けるべきだ!

浜田議員写真


浜田 英宏議員


(自由民主党)
   二次医療圏における中核病院では、保健や福祉 の分野も視野に入れ、幅広い診療のできる病院 GP(総合内科専門医)と院内専門医との連携が 非常に大切だ。新しい県立安芸病院には、総合診 療科を設けるのか。

 公営企業局長 新病院は、若手医師、病院、地域、 派遣元の大学にとって魅力のあるものにならなけれ ばならない。そのための工夫、仕組みをこれから詰 めて決めていく中で、総合診療科の設置も検討課 題になるので、考えていきたい。

 阿南安芸地域高規格道路の東洋北川道路13キ ロメートル区間は、長大トンネル、連続する長大 橋の整備が必要であり、事業費が600億円は下 らないだろうと側聞している。県は、北川奈半利 道路のように約3割の県負担で事業の進ちょく を図るのか。
   土木部長 東洋北川道路の全体事業費は、相当 規模の事業費が想定される。加えて、最大の交通 難所となる四郎ヶ野(しろがね)峠を改修するには、 県が施工実績のない規模の長大トンネルが必要だ。 将来的な直轄事業による整備も視野に入れて取り 組んでいく必要がある。

 現在国道拡幅工事を進めている 北川温泉手前600メートル区間を県の責任で一日も早く完工さ せて権限代行への迎え水にすべきではないかと 思うが、この区間の進ちょくをどう進めていくのか。

 土木部長 現在、県が整備中の北川工区につい ては、重点投資を行い、できる限り早期の完成を目 指していきたい。





世界ジオパークネットワーク加盟に向けた取組を聞く!

植田議員写真


植田 壮一郎議員


(県政会)
   室戸ジオパークがGGN(世界ジオパークネット ワーク)審査に合格できるレベルまでの環境整 備についての所見と支援対策を聞く。また、GG N加盟へのチャンスを今後の元気な高知県づく りにどう生かすのか。

 知事 GGN加盟は、我が事のような思いで取組を 進めてきた。昨年の世界への候補に落選した後、年 度途中であったが室戸市役所に担当職員を1人派 遣し、また、産業振興計画の中で地域アクションプラ ンに位置付けをした。GGN加盟を東部地域におい て1泊できる観光地づくりや東回りの観光ルートを作 り上げていく大きな契機とし、世界からの観光客の 誘致などにつながるように、取組を進めていきたい。

 ジオパーク教育を小中学校にも授業としてわか りやすく指導していくことは大変重要なことだが、 その取組姿勢を聞く。
   教育長 指導できる教員の養成、教材の作成が必 要なこと、教科等の指導計画への位置付けが問題だ。 課題に対し、室戸市は、地質学の専門家による教員 研修、中学校への出前授業を行っている。室戸市 教育委員会と連携し、教材として活用するための取 組を支援していきたい。また、他市町村でも学習教 材として活用できるように紹介していきたい。

 県教育委員にもGGNの取組を理解いただき、ジ オパーク推進と支援をお願いしたいが、所見を聞く。

 教育委員長 室戸ジオパークは、海洋プレートなど ダイナミックな地球の運動を観察できる貴重な存在だ。 世界ジオパークに認定されることを期待している。児 童生徒が科学技術に興味を持ってもらうためにも積 極的に支援していく。





南海地震対策の加速化が必要だ!

坂本議員写真


坂本 茂雄議員


(民主党・
県民クラブ)
   今年度末の小中学校施設の耐震化率と、平成25年度 末目標の耐震化率85%を達成するための 必要な財源の額と、この目標の達成見込みを聞く。 また、財源確保が困難な市町村に対する独自の 財政支援の考えを聞く。

 教育長 今年度末の耐震化率は、72.1%の見込みだ。 耐震化率85%を達成するために来年度から143棟の 耐震化が必要で、極めて大まかな試算だが約48億 円が必要と見込まれる。耐震化率の目標は達成で きる見込みだ。現行に加えた独自の財政支援の考 えは持っていない。

 南海地震対策の加速化を図り、1日でも早く県民 に安心感を与えるために、ハード、ソフトを問わ ず重点投資が必要だ。県民の安全、安心の確保 に向けて来年度予算編成で取組を加速化させて いく決意を聞く。
   知事 平成22年度当初予算では、南海地震関連 予算は対前年度比275%と大幅に増額をしてきた。 国の経済対策を使えた結果、これだけ増額できた。 今後ともできる限り加速していくように努力をしてい かなければならない。

 今年度のこうち男女共同参画プラン改定作業では、 県民意識調査結果などを踏まえていることと思 うが、改定作業における知事の本気度と改定の ポイントを聞く。

 知事 リーダーシップを発揮し本気で改定に取り組 んでいく。改定のポイントは、男女の固定的な性別 役割分担意識の変化を促す取組の強化だ。その上 で、新プランには、地域における男女共同参画の推進、 防災分野での男女共同参画の拡大、高齢者等が 安心して暮らせる環境の整備や支援を盛り込みたい。




 
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