こうち県議会だよりのマーク 第49号 もくじ
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2月定例会本会議の質問から

 
質問者
3月1日
武石 利彦
中内 桂郎
坂本 茂雄
3月2日
田頭 文吾郎
池脇 純一
清藤 真司
3月3日
土森 正典
植田 壮一郎
江渕 征香
3月4日
西岡 寅八郎
谷本 敏明
結城 健輔


 
  3月2日
 
米国艦船と自衛艦の寄港について聞く!

田頭議員写真


田頭 文吾郎議員


(日本共産党と
緑心会)
   1月に米国艦船と自衛艦 が宿毛湾港へ寄港したのは米 日共同訓練のためで、提出さ れた港湾施設使用許可申請の 目的は事実と異なっているの ではないか。また、米日共同 訓練中の寄港は非核港湾決議 の精神に反するのではないか。

 知事 使用許可は、平成9 年の「高知県の港湾における非 核平和利用に関する決議」に沿 い、核搭載の有無を外務省に確 認した上で、県民の安全や安心 の確保を前提としている。今回 の目的は、自衛艦が「訓練後の 休養寄港」で米国艦船は「親善 及び友好」となっており、日程 中の相互研修の内容を申請者に 確認し許可した。実際にも目的 のような内容で、申請目的どお りの寄港だったと考えている。

 平成23年度産米の生産数 量目標が全国平均並みの配分 になれば、本県の水稲作付面 積のほとんどに作付けしても 所得補償制度交付金の生産調 整要件は達成されるのか。

   農業振興部長 生産数量目 標の配分割合が全国平均の63.7% になると、12995ヘクタ ールの配分面積となり、本県の 水稲作付面積13100ヘクタ ールに近づき、生産調整の要件 は、現状を前提にすれば県全体 でほぼ達成できる。

 シカの捕獲目標頭数3万 頭は、並大抵の対策では目標 達成は極めて困難だ。その決 意を聞く。

 文化生活部長 シカ被害は、 特別対策を実施してきたが増大 している。来年度からは県の捕 獲隊による捕獲や県内外の市町 村が連携した広域的な捕獲など にも取り組む予定だ。加えて、 予察計画を市町村に立ててもら い、年間を通じた捕獲体制の強 化を図る。また、近年増加して いるわな猟の免許取得者の猟へ の参加を得る努力を重ねながら、 目標達成に関係者と力を合わせ 全力で取り組んでいく。




広がる無縁社会について聞く!

池脇議員写真


池脇 純一議員


(公明党)
   情報化の負の側面として 生じてきている対話力の衰退 に危機感を抱くが、知事は無 縁社会の現状をどのように捉 えているか。また、若者の無 縁化への対策を聞く。

 知事 本県の場合は、都市 部の地縁、血縁がない単身の若 者、高齢者の増加による孤立化 に加え、過疎化、高齢化が進行 する中山間地域での孤立化が並 行して進行している。意図的、 政策的に地域での支え合いの力 をつくり出していくことが非常 に重要だ。また、若者の無縁化 に対処するには、雇用の場を確 保することが重要だ。あわせて 就業や進学の機会を失った若者 が早い段階で社会とのつながり を取り戻すことを支援するため の仕組みも必要になる。

 ランガナタン博士の著書「図 書館学の5法則」を新図書館 の運営理念として明文化する ことを提案したいが、所見を 聞く。

 教育長 5法則で示されて いる内容は、規模や地域性にか かわらず、世界全ての図書館
  に 通じる普遍的な考え方と捉えて おり、新図書館においてもこの 5法則が生かされるよう、何ら かの形で明文化することを検討 してみたい。

 建築確認審査の厳格化 も あり、施工者などにとって着 工前に計画建築物を細部まで チェックし、ミスや手戻りが なく施工することが重要課題 となった。解決の有力な手掛 かりとして、BIM※の採用、 普及に取り組むことが重要だ。

 土木部長 採用、普及には、 単にシステム開発にとどまらず、 建築関係者の参入、連携が必要 だ。国が試行として今年度末を めどに基本設計段階でBIMと 通常設計とのプロセスの違いや コストの比較を行っているので、 その検証結果や全国の普及状況 を見極めながら、具体的な取組 を検討していきたい。

※BIM(ビルディング・インフォメーシ ョン・モデル)=建築に関する情報をデジ タルで統合的に扱うモデル化の手法の総称




本物の土佐の歴史をどう売り込んでいくのか!

清藤議員写真


清藤 真司議員


(南風(みなみかぜ))
   桂浜や高知駅前のレプリ カ像設置にプラスして、本物 の土佐の歴史をどう売り込ん でいくのか。また、今年の龍 馬ふるさと博でどういった内 容のものがあるのか。

 観光振興部長 龍馬ふるさ と博では、龍馬のふるさと志の 偉人伝として坂本龍馬記念館や 中岡慎太郎館、自由民権記念館 といった博物館を偉人伝ミュー ジアムとして位置付ける。さら に、各館の特徴を生かした企画 展を数多く実施する。あわせて、 龍馬伝に登場した人物に関係す る史跡を紹介し、龍馬伝ふるさ と紀行なども実施する。

 あったかふれあいセンタ ー事業は、事業費の半分を人 件費に使える使い勝手の良い 基金事業であったことは否め ない。今後、新たな負担が生 じても継続する方向性の市町 村が多いのか、現況を聞く。

 地域福祉部長 基金が終了 する平成24年
  度以降も事業継続 に取り組む県の考え方を説明す る中で、活動の強化を図りたい などの声を聞いている。今年度 からソフト事業に過疎対策事業 債の活用が可能となり、多くの 市町村が事業継続に前向きに取 り組むと考えている。

 教員がキャリア教育を実 践する中で、教員がキャリア カウンセリングできる能力を 取得する機会やキャリア教育 の基本を取得する学習機会を 提供すべきではないか。

 教育長 全ての教員がキャ リアカウンセリング能力を持つ よう、教員の育成は必須であり、 キャリア教育の本質を理解し本 来の目的を達成するための取組 で教員の指導力向上を図ってい る。今後も、学校と教員の技量 を上げる取組を継続していくと ともに、キャリア教育を推進す る研究拠点校を位置付け、その 取組を全ての学校に広め教員の スキルアップにつなげていきた い。




 
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