こうち県議会だよりのマーク 第49号 もくじ
2月定例会本会議の模様   2月定例会、5月臨時会トピックス   2月定例会本会議の質問から   2月定例会、5月臨時会審議の結果   2月定例会予算委員会の質問から   2月定例会常任委員会委員長報告要旨   常任委員会の動き   南海地震対策再検討特別委員会を設置   議会中継   お知らせ
 

2月定例会本会議の質問から

 
質問者
3月1日
武石 利彦
中内 桂郎
坂本 茂雄
3月2日
田頭 文吾郎
池脇 純一
清藤 真司
3月3日
土森 正典
植田 壮一郎
江渕 征香
3月4日
西岡 寅八郎
谷本 敏明
結城 健輔


 
  3月3日
 
人口問題について聞く!

土森議員写真


土森 正典議員


(自由民主党)
   人口問題対策プロジェク トチームの設置期間は平成 24年3月までとなっている。人 口問題は中長期的な視点で取 り組む必要があり、人口問題 を総括的に所管する新たな課 室等の設置が必要ではないか。

 知事 プロジェクトチーム の取組成果等を十分に踏まえ、 ベストな体制への検討を重ね、 平成24年度からの組織機構に反 映させたい。人口問題は大変重 要な政策課題であるので、組織 体制を確立して、着実に取り組 んでいきたい。

 自殺の要因は、経済、生 活の問題と債務問題が密接に 関係している。多重債務に関 する相談機関と健康相談機関 等との連携は十分に図られて いるのか、現状を聞く。

 地域福祉部長 県の自殺予 防情報センターでは、現在、23の 関係機関が参加し、定期的に 連絡調整会議を開催するなど、 ネットワークの
  構築に努めてい る。この会議で、相談機関同士 の理解が深まり、司法書士会な どの多重債務に関する相談機関 と福祉保健所、市町村などの健 康相談を行う機関では、相談者 の紹介をはじめ事例検討や情報 共有の勉強会など、連携を大切 にした取組も始まっている。

 今年9月に開催する国内 外からサイクリストを招き自 転車の旅の魅力や四国の良さ を発信するイベントの計画に 対して、県としてどのような 支援を行っていくのか。

 観光振興部長 この自転車 ツーリングは、海外への情報発 信の絶好の機会になるなど、今 後の有望な観光資源になると期 待ができる。今回の自転車ツア ーに初心者や高齢者など幅広い 層が参加でき、それぞれに自由 に選択したルートで自転車の旅 を楽しむことができるような取 組など、サイクリストが参加し やすい環境づくりなどに積極的 な支援を行っていきたい。




ICT(情報通信技術)利活用について聞く!

植田議員写真


植田 壮一郎議員


(県政会)
   高知県ICT利活用基本 計画の策定に取り組み、IC T利活用の促進による県勢の 浮揚に取り組むことを提案する。 岩手県遠野市の取組への対応 も含め、ICT利活用の所見 と取組姿勢を聞く。

 知事 国のICT地域活性 化懇談会の検討状況を注視しな がら、さらに遠野市の事例もよ く研究しながら、幅広い活用方 策を検討するとともに、国の施 策の導入についても、引き続き 市町村を支援していきたい。

 海洋深層水は、大変ポテ ンシャルの高い資源だ。海洋 深層水事業を全庁的に取り組 める体制づくりと深層水を産 業の振興につなげるための組 織として、海洋深層水100 0億円産業プロジェクトチー ムを編成し取り組んではどうか。

 知事 当面は、商工労働部 を中心に関係部局の連携によっ て、産業成長戦略の目標である
  155億円の売上達成に向け、 これまで行われてきた研究成果 を活用しながら、1000億円 産業にしていくとの気概を持っ て、新たな商品化や販路開拓に 取り組んでいく。今後、本県産 業の発展に寄与する事業化につ ながる研究成果が見えてきた段 階で、全庁横断的なプロジェク トチームの設置も検討してみた い。

 阿南安芸自動車道の整備 促進は、国の財政問題などが 心配される。実現に向けどう 取り組んでいくのか。

 知事 国の平成23年度予算 で高知東部自動車道の芸西西― 安芸西間と阿南安芸自動車道の 桑野道路が新規事業に採択され た。この2か所は、四国東南部 のミッシングリンクの両端に位 置し、四国8の字ネットワーク を構成する阿南安芸自動車道の 重要性が、国に認識されたと考 える。引き続き整備促進のため の環境づくりに全力で取り組む。




宝石サンゴ漁業の取組を聞く!

江渕議員写真


江渕 征香議員


(民主党・県民クラブ)
   宝石サンゴを国際取引の 規制対象とする提案が予想さ れる次回のワシントン条約締 約国会議に向けての県の姿勢 を聞く。

 知事 宝石サンゴ漁業は、 本県の誇るべき産業だ。振興の 取組をしっかりと進めていかな ければならない。取引規制阻止 に向け、サンゴ漁業の規制強化 やサンゴの資源量の調査による 科学的知見の蓄積を行い、会議 に備えたい。こうした取組は、 水産庁、関係省庁、関係都道府 県、関係業界と連携をして行い 全体としての態勢を整えたい。

 宝石サンゴ漁業を持続さ せていくために、宝石サンゴ 漁業への規制をどのように考 えるのか。

 水産振興部長 近年、中国 の急激な経済成長によりサンゴ 需要が高まり、価格が高騰し、 サンゴ漁業への新規参入が急増 している。このため、操業期間 の大幅な短縮や操業区域の縮
  小、 漁具数の削減などの規制強化に 加え、漁業者による今以上の自 主規制を求めることも検討して いる。来年度は、県が主体とな り本格的な無人潜水艇による調 査を行う予定だ。この調査結果 をもとに科学的な知見の蓄積を 行い、議論の資料にもしたい。

 中国残留邦人について、 日本語教育や通訳の派遣など の支援対象の拡大や残留邦人 本人が死亡した場合の配偶者 への経済的支援を考えること が必要ではないか。

 地域福祉部長 本県をはじ め、帰国者が多く居住している22都 道府県で構成する中国帰国 者対策協議会で、呼び寄せ家族 に対する日本語教育などの援護 対策の拡充について国へ提案、 要望を行っており、引き続き各 県と連携して取り組んでいく。 残留邦人本人が死亡して残され た配偶者の支援は、同協議会で の協議も踏まえて、国への提案 について検討をしていきたい。




 
前のページへ 表紙へもどる 次のページへ
 
くろしおくんの絵 編集/発行 高知県議会

このホームページに対するお問い合せは:
高知県議会事務局 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1-2-20
電話 政務調査課(088)823-9536
ファックス (088)872-8411 メール 210101@ken.pref.kochi.lg.jp
メールフォームへ
くじらくんの絵
※こうち県議会だよりは、県の総合・合同庁舎でもお渡ししております。
※点字版・録音版をご希望の方は高知県議会事務局政務調査課までご連絡ください。   過去の【バックナンバー