こうち県議会だよりのマーク 第49号 もくじ
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2月定例会本会議の質問から

 
質問者
3月1日
武石 利彦
中内 桂郎
坂本 茂雄
3月2日
田頭 文吾郎
池脇 純一
清藤 真司
3月3日
土森 正典
植田 壮一郎
江渕 征香
3月4日
西岡 寅八郎
谷本 敏明
結城 健輔


 
  3月4日
 
産業振興計画の県民への浸透度を聞く!

西岡議員写真


西岡 寅八郎議員


(自由民主党)
   産業振興計画の理解や実 践への意欲といった県民への 浸透度についてどう考えてい るか。また、今後どう取り組 んでいくのか。

 知事 計画の浸透という意 味では、日を追うごとに県民の 理解が深まり、実践への参加が 増えてきていると思う。計画は 常に進化を図っているため、そ の姿を継続的に発信していくこ とが重要だ。新年度は、マスメ ディアを通じた広報を工夫し、 これまでの取組や成果などを県 民により分かりやすく伝えると ともに、地域を訪問し、じっく りと意見交換する場を設けたい。

 農協団体と県が検討して いる県域1農協構想の検討状 況とその内容について聞く。

 農業振興部長 平成22年3 月30日の農協中央会総会で県域 1農協構想の研究を進めていく ことが決議された。決議に基づ き、農協中央会を中心に構想策 定に向け、全ての事業の方
  向性 について、プロジェクト会議で 研究している。平成23年度以降、 その研究成果を踏まえ、各農協 で組織協議を深めていくことに なっている。

 中山間地域に住む高齢者 がたとえ介護が必要となって も住み慣れた地域で暮らし続 けていきたいという思いにつ いて、どう考え、どのように して介護保険サービスの充実 を図っていくのか。

 知事 中山間地域に住む高 齢者の切実な願いをできるだけ かなえていくことが与えられた 使命であると、改めて強く感じ た。現在の制度は十分な仕組み になっておらず、県は国の制度 改正を待つのではなく、安心し て暮らすことができる高知型福 祉を実現するため、県独自の支 援制度を創設し、中山間地域等 でも必要な介護サービスが行き 届くように取り組んでいく。




漁業振興に向けた取組を聞く!

谷本議員写真


谷本 敏明議員


(日本共産党と緑心会)
   漁業とその関連産業は、 本県にとって重要な産業の柱だ。 これらの実態に関する所感と 今後の漁業振興への取組を聞く。

 知事 魚価の低迷など本県 漁業の実態は非常に厳しいと認 識をしている。産業振興計画に おいて、水産加工業の振興など に全力で取り組んだ結果、明る い兆しも見えてきた。平成23年 度に向け、土佐の魚のブランド 化対策などを戦略に追加し、さ らに大きな成果につなげていく ように着実に取組を進めたい。

 須崎港津波漂流物対策に 関し、本年度に国直轄事業で 行われている実証実験について、 検証結果をどのように捉えて いるのか。

 土木部長 捕捉施設は、20m を昨年11月に先行施工し、施 設の支柱などへ木材を衝突させる 力学試験を実施し、支柱などの 規格が確認でき、残りの捕捉施 設についても今月中に完成する 予定と聞いている。固縛施設は、 昨年の11
  月に経済性などを検証 する実証実験を実施し、最適な タイプの選定ができたと聞いて いる。これを受け、16基の固縛 施設を既に設置している。

 木質バイオマスボイラー による森林資源利活用の取組 が地域経済活性化につながる と思われるが、認識を聞く。

 農業振興部長 木質燃料を 積極的に利用することは経営の 安定や環境負荷の少ない園芸農 業の振興に結び付くとともに、 林業の雇用創出や地域経済活性 化につながるものだ。課題に対 し、林業分野と連携して取り組 むなど、導入、利用を積極的に 推進していく。

 林業振興・環境部長 県内 に関連する企業が多いことから、 大きな雇用効果や経済効果を生 むことが期待され、特に、森林 資源が豊富で、園芸農業が盛ん な本県は、積極的に取り組むべ き課題だ。




県外の大型製材工場誘致の最近の状況などを聞く!

結城議員写真


結城 健輔議員


(自由民主党)
   県外の大型製材工場誘致 の最近の状況と県内における 大型製材工場設置の状況を聞く。

 林業振興・環境部長 今年 度は県外の有力な大型製材工場 を中心に勉強会を定期開催し、 新工場の設置プランの検討など を重ねてきた。来年度は、進出 に必要な事業体の設立や工場レ イアウトなど具体的な条件整備 を詰めたい。県内事業者による 大型製材工場の設置は、有志に よる勉強会を開催し、必要性と メリットなどの理解を深めてき た。来年度は設置に向けて具体 的な取組を進めていきたい。

 宮尾登美子先生の著書「仁 淀川」の映画化等が実現可能 となれば、仁淀川の活性化、 流域の活性化にインパクトを 与えることになると思うが、 考えを聞く。

 観光振興部長 映画を活用 した観光振興は、映画の舞台や ロケ地に選ばれることによる
  P R効果が大変大きい。映画など の撮影場所の誘致や撮影支援の ため、高知フィルムコミッショ ンを設置しており、その誘致活 動などを通じ、仁淀川の美しい ロケーションなどを積極的に情 報発信していきたい。

 本県の茶業も旧来の生産 販売という方式では不振から の脱却は困難だ。各種の情報 を収集して付加価値を高め、 需要の拡大を図っていく手法 が必要ではないか。

 農業振興部長 土佐茶の需 要拡大は、産業振興計画に位置 付けし、消費・販売対策を進め、 需要の拡大が見られてきている。 この動きを確かなものにしてい くためには茶の持つ効用など新 たな魅力を積極的にPRしてい く必要がある。茶の葉の機能性 などをPRしながら食べる茶な ど新たな付加価値を盛り込んだ 商品提案により、需要拡大に積 極的に取り組んでいきたい。




 
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