第45号 もくじ 議長・副議長あいさつ 2月定例会トピックス 2月定例会本会議の質問から 2月定例会予算委員会の質問から 2月定例会常任委員会委員長報告要旨 常任委員会の動き(3月~5月) 2月定例会審議の結果 経済活性化・雇用対策特別委員会最終報告の要旨 傍聴席に手話通訳者を配置します お知らせ 県議会の構成 |
2月定例会本会議の質問から |
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3月3日 |
地域の支え合いの力について聞く! |
問 地域の支え合いの力をど
う蓄積し、どのように発揮を
していただくのか、そのため
の仕組みをどのように考えるか。
所見を聞く。 答 知事 地域においての支え 合いの力を最大限に発揮してい ただくためにも、地域の資源な ど持っている力を最大限に活用 すること、地域を支えていく人 材の育成を図ること、その人々 がさまざまな分野で、地域内で、 地域間で、そして官民で連携を 強めていくこと、こういう基本 姿勢にのっとって各般にわたり、 地域の支え合いの力の強化を意 識した政策展開を図っていきた い。 問 日本一の健康長寿県構想 の個別課題ごとに工程表が示 されているが、その進ちょく 状況の全体的把握と関連する 個別計画の進ちょく状況との 関連性がわかるような検証を するべきではないか。 答 知事 既存の個別計画につ いては、有識者 |
の方々から意見
をいただいてきた。今後は、構
想全体も含めた進ちょく状況の
検証もしていただく。検証結果
や構想は、構想全体と個別計画
との関連性が分かるような形で
県民に示していきたい。 問 高知市内の浸水予測地域 の南海地震長期浸水対策事業 について、タイムスケジュー ルなどを聞く。 答 危機管理部長 市街地での 長期浸水で想定をされる現象が 社会経済に与える影響など、被 害の全体像を明らかにする必要 があると考える。来年度から、 影響を受ける範囲にある住宅や 企業等の状況を把握するととも に、浸水時の復旧に必要な排水 能力の把握など、基礎資料の収 集を行う。同時に、学識経験者 や関係機関等の協力を得て検討 会で課題を整理し、対応方針を 決めていきたい。この対応方針 のもと、検討スケジュールを決 めたい。 |
太平洋セメント土佐工場のセメント生産中止について聞く! |
問 太平洋セメント土佐工場
のセメント生産中止について、
土佐山鉱山と、同社が出資す
る火力発電所への影響と今後
の対応を聞く。 答 知事 土佐山鉱山の採掘は 今後も継続すると、太平洋セメ ントから聞いている。火力発電 所は、太平洋セメントから共同 出資者である電源開発等に事業 継続の意向が伝えられたと聞い た。県も組織再編や人員体制の 情報収集に努め、雇用の維持確 保に対応していく。 問 高知城二ノ丸などを復元し、 山内家資料館と一体化した高 知城整備を進め、はりまや橋 から高知城までの東西軸を歴 史まちづくり法に基づき、住 んでうれしい、住んでみたい 思いを感じさせるまちづくり を提案するが、所見を聞く。 答 知事 展示機能を持たせた 建物の復元は、建物調査など課 題が多い。新資料館の基本構想 策定の中で検討を重ねたい。ま た、東西軸エ |
リアにある高知城
などの歴史的資源で、まちの魅
力を高めることは重要な視点だ。
今後の検討に生かしたい。ただ、
戦災で歴史的な建築物は残され
ていないので、歴史まちづくり
法の適用は困難と思われる。 問 西宮市で開発された被災 者支援システムはすぐれものだ。 これを、県民の命と財産を守る ためにも、南海地震への重点ソ フト対策として、市町村への啓 もうと活動の訓練の徹底を図る べきと考えるが、県としてどの ような対策が求められると考え るのか、所見を聞く。 答 危機管理部長 応急対応業 務のためにシステムを構築して おくことは重要だ。被災者支援 システムは、地域の実情に合わ せ加工、活用することで有効な システムになる。市町村への説 明会でこのようなシステムへの 理解を深め、発災時の応急対策 の円滑化につなげたい。 |
南海地震対策特別税の創設を! |
問 現政権のマニフェストには、
有権者によく聞こえるデマン
ドサイド※1の政策が多い。県勢
浮揚には、サプライサイド※2を
基本に置いたデマンドサイド
とのバランスが必要と考えるが、
県政に影響を与える国の政策
バランスについて所見を聞く。 答 知事 デマンドサイドの政 策は、一時的な受給ギャップを埋 めるためには有効であるが、や はりサプライサイドの政策で、 所得を生み出す成長産業をつく り出すことが重要だと思う。国 において今後新成長戦略がつく られるので行く末を大いに注目 している。本当の意味で所得を 生み出す成長産業をつくり出そ うとする地方を応援してくれる 政策となることなどを期待して おり、政策提言をしていかなけ ればならない。サプライサイド とデマンドサイドのバランスは、 非常に重要と考える。 問 県が行おうとする「キャ リア教育」について、行政が 行う、あるべき教育の視点や 人生支援の観点からその所見 を聞く。 |
答 教育長 キャリア教育は、
子供たちが将来、主体的に自分
の人生を生きるために必要な能
力や態度を育てる教育であり、
学校の組織的、系統的な取組が
必要だ。小・中・高と発達段階
に応じ、系統立てて実施するこ
とが大切だ。近年、児童生徒の
自立心の希薄化が指摘されてお
り、キャリア教育の取組を今後
一層充実したい。 問 南海地震に備え、本県独自の 対策を可能とする南海地震対策特 別税の創設についてどう考えるか。 答 危機管理部長 南海地震対 策を推進していく新たな視点と 考える。一方で、県民に新たな負 担をお願いすることについて、 理解や納得を得ることは、難し い局面にあると考える。基金の 活用など、自主財源を工夫する ことで、施策の推進に努めたい。 ※1 デマンドサイド:需要側 ※2 サプライサイド:供給側 |