付託を受けた議案は、全会一致をもって可決した。
■6次産業化支援業務委託料について
執行部から、国が委託してきた6次産業化サポートセンターを県が引き継ぎ、運営委託する経費であり、人材の発掘や育成などの裾野を広げる取組と一体的に実施することで、6次産業化を推進するものであるとの説明があった。
委員から、県の産業振興計画と6次産業サポートセンターとの関係について質疑があった。
執行部から、産業振興計画や地域アクションプランと連動して取り組んでいく。また、来年度についても、農林水産省の定額補助が予定されており継続されるとの答弁があった。
■高知県グリーンニューディール基金条例議案について
執行部から、国から交付される二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を活用し、避難所や防災拠点において、災害等の非常時に必要なエネルギーを確保するため、再生可能エネルギーや蓄電池、未利用エネルギーの導入を支援し、災害に強い地域をつくることを目的とした基金を設置するものであるとの説明があった。
委員から、基金の対象となる設備や導入が想定される施設、予算の配分方法について質疑があった。
執行部から、太陽光発電以外に、風力、小水力、バイオマスなどの発電設備と、それに付帯する蓄電池等の導入が可能で、市町村からは、導入施設として、庁舎、学校、福祉センター、集落活動センターなどの要望が上がっており、県有施設については、防災拠点や防災上の重要な施設に優先的に導入する考えである。配分については、市町村や県庁内から上がってきた要望に基づいて配分額を決めているとの答弁があった。
■担い手育成センター(仮称)及び次世代施設園芸団地について
オランダの大型ハウス
執行部から、新規就農者の確保や意欲ある農業者の技術向上、先進技術の指導者の育成を目的とした活動拠点と、環境制御装置などを導入した収益性の高い施設園芸団地を整備するものであるとの報告があった。
委員から、次世代施設園芸団地は高知に必要であり、県下に広げるために成功させないといけない。もっとも重要となるのは施設の運営者であるが、どのように考えているのかとの質疑があった。
執行部から、大型ハウスの運営でリスクが高いが、前向きに運営してもらえる方に参入してもらい、県も一生懸命バックアップを行うことで、モデル事業として成功させたいとの答弁があった。
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