議会概要

1. 県議会の役割

県議会ってどんな役割を果たしているの?

私たちが住んでいる郷土高知県を、より豊かで暮らしやすくしていきたいという願いは、県民共通のものだと思います。

本来ならば、68万人の県民が一堂に集まり、県政に関するいろいろな事柄を話し合いをしながら決めていくべきなのですが、現実には不可能です。

そこで、県民の代表として県議会議員を選挙で選び、県議会議員がみなさんに代わって、話し合って決めていく場が県議会です。

県議会と知事

県議会は、具体的には、議案などの審議を通して、県政の基本的な方針を決定します(議決機関)。また、知事が行った仕事が適正かどうかのチェックも行っています。

県政を直接執行するのは、県民の代表として選ばれた知事ですが、知事は、県議会の決定に従って、県政を進めていきます(執行機関)

このことから、県議会と知事との関係は、「県政の両輪」とも呼ばれ、それぞれの役割を果たしながら、県民のみなさんのよりよい暮らしを実現するために努力を続けています。

議会の権限

県議会は、地方自治法などの法律によって多くの権限が与えられ、県政の重要な事柄を審議・決定する大切な役目を持っています。主なものは次のとおりです。

1. 議決
議会に与えられた権限の中で最も重要なもので、
  • 条例の制定・改廃
  • 予算の決定
  • 決算の認定
  • 一定金額以上の契約の締結
など、県政の重要な事柄に関しては、全て県議会の議決が必要です。
2. 同意
副知事、監査委員、教育委員、公安委員、人事委員、収用委員など、知事が県の重要な地位につく人を選任、任命するときは、議会の同意が必要です。
3. 調査と検査
県の仕事が、県議会の決定に従って適正に行われているかどうかを調査、検査します。
4. 選挙
議長、副議長のほか、選挙管理委員などの選挙を行います。
5. 意見書、決議
県民の福祉の向上や利益につながることについて、国などに意見書を提出したり、国政や社会問題などについて、議会の意思を明らかにするために決議を行ったりします。
6. 請願、陳情
議会に提出された請願を審査し、内容が適当と認められるものは採択して、県政に反映されるように努めます。
また、陳情に関しても、請願同様、県政に反映されるよう努めます。