付託を受けた議案は、全会一致をもって可決した。
■ものづくり強化対策事業費について
執行部から、ものづくりの流れを、より大きく早く確実にするため、これまで県と共同で行っていた見本市への出展を、産業振興センターに一元化するとともに、センターの体制と施策を拡充し、県内企業へのサポートを一段と強化するとの説明があった。
委員から、雇用への効果について質疑があった。
執行部から、支援することで雇用の場は確実に生まれており、全国展開できる製品づくりをさらに推進したいとの答弁があった。
■農地中間管理事業費について
執行部から、農地中間管理機構が行う担い手等への農地集積を推進するため、国の補助を受けて実施するとの説明があった。
委員から、既存の組織や団体との連携が重要ではないかとの質疑があった。
執行部から、農業振興センターのある5つの地域に機構の職員を配置し、市町村・農業委員会・JA等との連携を深めながら、農地の出し手と受け手をつなげていくとの答弁があった。
■新需要開拓マーケティング事業費について
執行部から、有機野菜や文旦などのこだわりの野菜・果物を、飲食店などとマッチングさせ、販路開拓や販売拡大につなげていくとの説明があった。
委員から、販路が開拓されると生産がついてくるので、力を入れて取り組んでもらいたいとの要請があった。
執行部から、関西や関東の百貨店などで野菜の常設コーナーを設置し定期的なフェアを開催している。東北にも活動を広げて販路拡大に取り組みたいとの答弁があった。
■県産材販売促進検証事業費について
昨年8月に操業を始めた高知おおとよ製材
執行部から、大消費地である関東や東北地方などの遠隔地との取引を拡げるために、ロットの拡大によるコスト削減効果を内航船を活用して検証していくとの説明があった。
委員から、計画している製品量の確保対策について質疑があった。
執行部から、既存の製材事業所と高知おおとよ製材株式会社の出荷量を調整しながら確保していきたいとの答弁があった。
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